2013-12-28

白衣のボタンが(;´Д`)

今朝、職場の制服(白衣)を着ましたらば、ボタンが取れ掛かっているではありませんか!前々から、胸ポケットの底の縫い糸が切れて穴が空き、ペンなどが落下する事態は頻発しておりましたが、いよいよ多発的にダメになってきたか…と(;´Д`)
しかし、この白衣を修理しようと思うならば、業者に修理の依頼をしなければなりません(これがまた、メンドクサイんだわ)

嗚呼、糸針があれば……。とこのような時には思わずにはいられません。たったこれしきのことならば、自分で縫い合わせ、取り付けてしまいます。
糸針というのは我々が携帯する、いわゆるソーイングセット?です。

思えば……。
幼少のみぎり、母が繕い物をするのを見て、「僕もやる!!」と言ったのが初めてのお裁縫の経験でしたでしょうか(探せばその当時の作品?も出てくるかも。たぶん、幼稚園の頃だったように思いますが。)
「お狂言をするヒトは、何でも出来ないといけません!」 
「お父さんやお母さんがいなくても、1人で何でも出来るぐらいでないと!!(笑)」
と言われたように覚えています。
おかげさまで?(子どもには誠に悲観的な動機づけながら?)斯様にまんまとだまされた結果!!掃除洗濯裁縫料理……やれ!と言われれば、自分ひとりの身の始末ぐらいなら、いつでも出来る用意はあります(笑)
→いやいや、これはリスクマネジメントの一環として、リスクヘッジがあるということでしょう!!(あえて、かっこつけてみました。→何のリスクかは聞かないで下さい^^; )

ま、そんなんでね。
来年はソーイングセットを持参して、自分で修理してまお!と思っています。
-`).。oO(ほら、な?器用貧乏でしょ???

2013-12-24

跳んでみた。

ちょっと間があきました。

日曜日はですね、小猿を跳んでみましたよ。そして見事に筋肉痛ですorz
稽古の後、師匠が尋ねました。
釣狐とどっちがしんどい?
って…。
んー。久しぶりに汗だくになりました。
まぁ、意外と覚えてるもんでしてね。ちょっと驚きました(笑)
どっちがシンドイか…?と尋ねられれば、4歳児にはちょっとハードル高めの演目かも知れません…。(……と強がってみましたが、実は狐よりシンドイかも!?多分、謡いもって跳んでみせる必要があるでしょうし(´・ω・`))

予定では、1月中ごろから稽古を始め、2月終盤には後段の「曳謡い」のパートを概ね出来るようにして、3月には冒頭からの大名とのやり取り(愁嘆場?)を含め、前段のパートを教え、通しで出来るようにしていく……と。
4月、5月には大名(我が師匠)と合わせての稽古を積んで、細部を仕上げていく……。
4月には、息子殿は幼稚園に入園するし、いろいろと環境の変化もあるでしょうから、病気したりするんだろうなぁ……うわぁ(-.-)
ガントチャートでも作りますか!?

6月には初舞台(第6回「狂言を楽しむ 徳讃会」)を踏んで……という段取りでしょうか。でき次第では、週1回ではなくて週2回ぐらい稽古する必要もあることでしょう。

まずは、体力を付けさせないとなぁ。どうしたもんでしょうか。(なによりも自分が体力を維持せねばなりませんが!!ピシッとした、カッコイイお猿を見せてやらねばなりません。→こりゃ、来年から自転車通勤再開ですね^^; )

釣狐に引き続き、まだまだ気の抜けない長期プロジェクト(?)に取り組んでおります(笑)

2013-12-17

狂言方あるある!?(なのか?)

釣狐の稽古が始まった頃にも書きましたが、字も読めない、語彙も少ない4歳の子どもに、書物(台本)を渡して、
さぁ!これを見ながら言葉(台詞)を覚えましょう!!
なんてできませんので、師匠が言うた通り、謡った通り、耳で聞いて、それを発声する。という作業(おうむ返し、口写し?)を経て、教え込んで(刷り込んで?)いきます。

型も実際に身体の動きを見せて、その通り真似をさせるわけですね。
これがね、意外と難しいみたいですよ?成人に何度か指導したことがありますが、何かちぐはぐになってしまうみたいです。いわんや、幼児をや(・・;)
真似っこできること、ミラーニューロンって大事です(`・ω・´)キリッ ←概してテキトーです。

閑話休題。
まぁ、そんなこともありまして。実際に書物を手渡され「写しておくように」とか「覚えておくように」「これを見ながら稽古するデ」といわれたのも、だいぶあとのほうで小学生の3、4年生になってからでした(僕や妹の場合)

それまで「音声」でしか把握してなかった内容が、書物を見ることで、初めて字面が判るわけです。
その時の衝撃たるや……。解りますやろか。
えええっ!こんな字だったの!?とか、 ホントの意味はコレなんや!!
 と、少なからずショックを受けました(少なくとも僕の場合。)
まぁねぇ…意味をさ、何となく想像で勝手に把握してることが多くて……^^;
とりあえずは語意も表記も関係なく「聞いた通り覚える」に慣れてしまっているので、
ん?……そう言えば、これの意味ってなんやろ?
と、お客様にプロジェクタを使って解説を試みるようになったつい最近になって、改めて辞書を繙いてみることもしばしばです(°°;)
今朝も、驚異の発見?(少なくとも我が心裡では)がありましたとも……。思わず、Facebookに投稿してしまいました。

こういった発見(?)は、いずれお客様に還元できるように、相務める次第です(°°;)
-`).。oO(と、大袈裟に書いてみました。

2013-12-16

次なる試練!?

来年の6月に息子に初舞台を踏ませますが、このための稽古は来年の1月の第2週あたりから取りかかろうと思っています。

今、改めて思い返すと……幼少のみぎりより、師匠にはほぼ必ず、週の何時間かは一定時間を割いてもらって、稽古を付けてもらっていたのですなぁ。これはなかなかに根気の要ることではないかと思います。(教えてもらう方はなーんも考えてませんでしたけど?)

先日、「今だから言える……」みたいな感じで母が話していましたが、師匠が「なんで、アイツはあんなにもできへんのや!?ナンボ言うてもアカンのじゃ!下手くそめ!!(*`Д´*)」と釣狐の時はしょっちゅうボヤいてたそうです。→知りませんでした(..;) 
ホントに、不肖の弟子で申し訳ない次第です。きっと腹に据えかねることも多々あったのではなかろうかと思います。

土曜日、「靭猿」を息子に教えるにあたっての注意点などの教授を受けましたよ。我が家では、父親が子に教えることが鉄則でしてね。子の祖父にあたる人は、孫には原則的に教授しないこと(禁忌)になっています。

いやはや、これは本当に太ったりしてる場合じゃないですよ。
釣狐で鍛えあげた!?身体(笑)を維持しながら教えていかねばならないですね。これまた、約半年をかけての長期目標ですが…(´・ω・`)

そして。これだけではありませんね(;・∀・)
そう、お猿の装束ね。
極寒の蔵から、行李を引きずり出してきて着せてみました。
ちょっとサイズが大きいものもあり、要検討です。
しかし、これからまだ少し間もありますし、通園も始まれば、また体格も変わるでしょう。
幸い!?道路を一本隔てた、家の真向かいの市立幼稚園には抽選から外れて(!)遠方の市立幼稚園に通うことが決まりましたので、息子殿には精々歩いて足腰を鍛え、併せて身体も大きくしてもらう事にしましょう。

病気もきっともらってくるだろうしなぁ……。いろいろ体調管理も含めて、マネジメントしていかねばなりません^^;

そうそう。
僕自身は全然記憶にないのですが、母が言うには、ジッと抱きついて「ぼくは、むずかしいおぶたいできないの。」とシクシク泣いてたそうですから、息子のメンタリティも注意深く見守ってみようと思います。(我が息子殿はそんな性格じゃなさそうな気もしますが……。)

その辺の「間合い」?を見計らいながらの息子のデビューになるんでしょうなぁ……。(何とか、良い思い出で飾ってやりたいとは思いますが……しかし、ヌルいこともできませんでなぁ。)

2013-12-11

帳簿を付ける(._.)

決して複式簿記は嫌いじゃないですよ?でも、得意でもないんですねぇ(+_+)
お金の動きに、表っかわと裏っかわとあるというのは、面白いですけど。

一応、簿記3級の勉強を我流ではしました(資格は取れなかった 笑)
でも、借方、貸方の概念?がわかり、だいたいの帳簿の付け方が分かるとどうも……あとは全然モチベーションが上がらなくて(笑)←会計ソフトがやるやん!と思うと身が入らなかった^^; 

閑話休題。
いやまぁ、そんなわけで我が家は社団法人化した都合と青色申告をしているので、複式簿記を付ける必要があるんですね。

言い訳をすると。
既述の通り得意でもないし、普段Mac遣いの僕がWindowsで作業しないといけないことなんかも相まって、さらには釣狐の披きを控えてた……って事からですね。今年の8月から全然付けてなかったですよ(´・д・`)
敬遠してました(ノ_・、)

昨日。
いよいよ切羽詰まって、こりゃ、やんねばなんねぇか。と一念発起してみたはいいものの、3時頃までやっても終わりませなんだorz

舞台にも立ち、広告宣伝を担い、経理も担当し、営業も行い、ホームページも作る(ブログも書く、ツイートする、Facebookにポストする……)
法人の社員(理事)として、企画もし、運営もする、指示を出す、公官庁への申告や申請も行う……。
そして、役員報酬はナシ。(悲しい映画を観なくても、泣けるぜぃ?)

みんな!チケット買ってね!!m(__)m 

2013-12-10

独り慰労旅_②

えー。昨日は、目黒の寄生虫博物館に行ったところまででしたね。
ワクワクしながら、標本を見て回り、館内のショップで記念グッズを思わずオトナ買いという暴挙に出まして……。店員さん(♀)とも意気投合?しましてね(笑)
いやぁ、趣味に走ってしまいましたね。

さてさて。
寄生虫博物館にはおおよそ、15時頃まで居ましたでしょうか。

まだ時間がある!!
ということで、思い切ってまた東京国立博物館を攻めて参りました。(ぐるっと上野まで)

今、攻めるという言葉を使いましたが、結果的には全く攻略(十分に廻ることが)できませんでした。16時過ぎに入館したので、本当に時間が足りなくて(>_<)

大阪吹田の国立民族博物館も何度か足を運んでますし、その気楽な感じのノリで参りましたが、何が何が。もうね、圧倒的な質の高さなんですよね(決してみんぱくのレベルが低いわけではないのですが……。)

本館を駆け足で見て回った感じです。これほどとは思いませなんだ。お見それしましたorz また、時を改めて参りたいと思います。(他にも周りには科学博物館もありますし。)

そして運良く、是閑と河内の逸品を拝見することもできました。
惜しむらくは、能面の裏っかわの彫り目(刀目?)焼き印が拝見できなかったこと。
展示品の目録をもらいにいったついでに、インフォメーションのおねぃさんに、ぜひそれらを観ることができるよう、展示を工夫してもらえないか検討して欲しい旨、伝えました。

そして……をみつけたので撮ってみました。撮影禁止ではなかったようですので……(だめでした?問題があるようでしたらご教示下さい。削除します。)
白猪空穂というそうです(空穂って表記は初めて見ました。)
そう。来年の徳讃会で、息子に「靭猿」の小猿にて初舞台を踏ませる所存ですが、この猪の毛皮を被せるごとくに、靱に小猿の毛皮を被せようと思い、大名は猿曳きに対し「猿革を寄越せ!」と所望するわけですな。(解説をする時に使えるかなぁ……って^^; )

さすがに、美術館・博物館を3軒ハシゴしますと草臥れまして。しおしおのぱぁ でした。

そ し て!!
今回の旅の最後の目的、夕食は熟成肉!!の攻略に進もうとしたのですが……。こちらは、あえなくフラれてしまいました。どこも、大はやりで。
ま、週末の夜だもんね。独りなら何とかなると思ったのが甘かったです。(で、ヱビスバーに落ち着いたと。)

-`).。oO(熟成肉は、大阪でリベンジしたいと思います。

……つづく(かもしれない。)

2013-12-09

独り慰労旅_①

今回、東京に呼んで頂いた良い機会でもあるので、念願?であった事を果たしてみることにしました。釣狐、ストイックに頑張ったもんな!うん、うん(。・・。)(。. .。)

なお、一部、小職の趣味に走ってることもあるので、御寛恕下さい。(さすがにね、寄生虫の写真はマズかろうと思いましたので、それは上げていません。撮りましたけど^^; )

はい。夜行バスでね。来てみましたよ。大阪の梅田を22時30分に出発しまして、翌朝8時に到着しました。
睡眠不足を覚悟していたのですけども、意外と熟睡できま、大禍なく過ごすことができました(笑)
でも割と足は浮腫り(ふしゅり)ましたが。

各座席にはコンセントがあり、充電できるハズだったのですが、どうもバス全体の充電に関する電気系統に不具合があり、充電できなくて困った人も居るようでした。
ま、小職は早々に諦め、アイマスクして寝ました。(常々、予備充電器は携行してるし。)


お宿は、曙橋に定めました。
なぜならば。
新宿から近かった(チェックイン前に荷物を預かってくれる)のと、なんと宿から数分のバス停から千駄ヶ谷駅前までバスが走ってた(おおよそ10分ほど)からです(笑)
バスって意外と盲点だった!(゚o゚;

全然、東京の地下鉄のことを分かってなくて、都営○○線を概してテキトーに把握して移動したら、意図しない方向に向かうホームにたどり着いてしまったりして、存外に苦労しました(;´Д`)
舞台当日(8日)におたおたとしたくないので、7日、六本木の方に出る前に曙橋界隈のバス停から千駄ヶ谷駅前まで念の為に出てみました(この案内表示の右側の方に到着したバス停があります。)

このあと、また地下鉄に乗りまして、六本木に行きました。
ちゃんと、お上りさんらしいことをしときました。
東京タワー(ですよね!?)
そして、友人オススメの原美術館へ。
ええとこでした(≧∀≦)

こう言うと口幅ったいことをいう感じですが、今まで現代アートって何が良いのか、さーっぱり分かりませんでした(笑)
分かったフリするのも好かんので、この分野手つかずのままほったらかしでした。

現在展示されている森村泰昌氏の作品はもちろん気に入ったのですが、それだけでなく、他の方の作品を拝見していて、その趣意を楽しめるようになった気がします。

ついつい、良い気分になりましてね。美術館併設のカフェにてスパークリングワインを飲み、昼食をとりましたよ。キリリと辛口な、よく冷えた一杯は沁みましたなぁ。(お代わりしたので、正確には2杯ですけど(;^^)ヘ..)

庭を眺めていると、肩の力が抜けていくのを感じました。
ボーッと釣狐の、あの心身ともに追い詰められ続けた日々のことなんかを想起してますと、何かが琴線に触れたかして、不意に目頭が熱くなり困りました。
不思議よねぇ(笑)
はい、ここ。目黒寄生虫館ね。
なんで、ここ!?なんで!ここなん!?というツッコミは、ナシの方向で。

いや、かねがね訪れたいと思っていたところの1つでしたし、原美術館からもバスで移動すれば、そんなに複雑な移動でもないし、遠くもない所でしたので、思い切ってね。

ついつい、いくつかグッズを買って、寄付もしてしまったけど、それはまた次回にでも(笑)
現在の日本では根絶されている風土病と呼ばれる病を媒介する生物(中間宿主、終宿主)の寄生されている標本や病態が見事に!

意外なデートスポットなんでしょうか?寄生虫でダイエットする話で盛り上がってるカップルがおりました。オッチャンは止めといた方がイイと思うで!(゜∀゜;ノ)ノ

つづく……。

2013-12-04

12月8日には東京に参ります。

12月8日(日)は14時から、千駄ヶ谷の国立能楽堂にて催される、SORORI(善竹富太郎氏の主催)に呼んでいただきました。僕は「釣針」に出演致します。

もう、10回目を迎えられたのですねぇ。スゴイや。おめでとうございます!
そして。
チラシもいつもながら、斬新ですよね(≧∀≦)/
この辺は主催者のセンスが多分に反映される所ではないかと思います。なかなか面白く、興味深いところです(*^^)

そうそう!
釣狐で猟師をお願いした大二郎氏は、初番の「岡太夫」を勤められますが、同じく「釣針」でも一緒です。
また、お後見をお願いしていた忠亮氏も「釣針」で一緒させていただきます。


過日の釣狐では、僕は前シテ・後シテ共に面を着けっぱなしでしたので、お客様の中には半ば冗談交じりに
「本当に、徳一郎さんが演じてはったの!?」
(あまりにいつもと雰囲気が違うので?)とおっしゃる方もありましたが……実はこの度の釣針でも素顔(直面)では出てきません(笑)

ちゃんと中身は僕ですので、ご安心下さい。
もうこのついでに、面を着ける演目、役柄を重点的にやりましょか(爆)

この度の面は、十郎家で揃えて下さります。
また立衆の女の出立ちは、「被衣」やら「着付」で縫箔が都合2着、ビナンや帯も結構数が要りますので、僕は装束を持参することになっています。(さて!僕はどこから舞台に出てきて、どこにいるでしょうか!?当日お越しの方は、探してみて下さい。)

また、こうして持参する場合などは、他の出演者の装束と色目が被らないように、事前に打ち合わせて持っていくことになります。写メができる時代なったので、その点は調整が楽になってます(一目瞭然! 笑)

今日は仕事も半日にしていますので、師匠に稽古を付けてもらい、また装束をも詰めて、準備を整えておこうと思っています。

2013-12-02

昨日で一週間。

公演後の妙な筋肉痛も治まり、身体のメンテも済んで、日曜はのんびりと過ごしたのですが、記録のために撮影していた動画を、師匠と母と妻と息子と視聴しました。
(それにしても、あっと言う間の一週間でしたね。)

やはり師匠からはチョイチョイ改善点を伝えられました(;^_^A
まぁ、なかなかにキビシイものです(笑)「完成」というところがないのも、斯道の宿命かと存じます。
我が息子には、きっと伝えます故。(って、息子にかよっ!?というツッコミはナシの方向で。)


……そして、例の“あの”場面へ。(爆!お越しになれなかった方には、大変申し訳ありません。)

僕は思わず正座をして観たのですが……。うーむ……、図らずもあの時が釣狐の中で、実は見所(けんしょ)が一番盛り上がった瞬間ではなかったですか!?
そんな風に感じたのですが、どうでしょうか……。

個人的には、本当に忘れられない釣狐になりました。
そして。舞台上の出演者はもとより、幕の内の親族一同にも深謝するものであります。
おかげさまで、無事に勤めることができました。
ありがとうございました。