2014-04-21

【狂言方あるある?】こわいんだ……(/_;)

土曜日。
例によって、息子は師匠と僕の稽古を見学という手はずだったのですが、なにやら朝からおむずかりのご様子。
なんでも、「とーちゃんとじぃじがこわいんだ(/_;) 」「かぁさんと、いっしょがいいんだぁぁぁぁ(/_;) 」とのこと。

どうも前回の稽古で、大名(師匠)と猿曳(僕)がけんか腰の大声で掛け合う場面を、息子は恐ろしく感じたようです(まだ、お猿にはなりきってないのですね、きっと。 笑)
しかしまぁ、それだけ真剣に我々が稽古をしているということでもあり、当家の嫡男がそこから逃げるなど許されることではありません。ましてや、この状態で母親が稽古に同席することもありえない。
なので、たとえ幼児であろうとも、1人で脇正面に正座して見学するしかありません。舞台の上に、母親は助けに駆けつけてくれないのです。(おそらく我々は、みんなそういう時期を乗り越えてきてるはずです。)

それでもね。ちゃんと見学してましたよ。(稽古が終わり、稽古場から出たら……あとのフォローは母親の仕事です。甘いものを食べてお茶をしたようです。)
僕の稽古が終わってから、腹から大きな声を出すのはどうしてか?原っぱで能楽が演じられていた話や、鏡板の影向(ようごう)の松の意味(どうして松が描いてあるのか)について、息子に話して聞かせました。(そしてまぁ、僕も昔を思い出して、僕自身がなんとなく切なくなってしまったという……ね^^; )

角を矯めて牛を殺すことがないように、なんとかうまく教授できたらいいなと思いますが、なかなか難しいものです(´∀`)……それに手加減してても、良いものはできないでしょうし^^;
まず火曜日から、僕と息子の稽古を再開させます。もちろんまだ舞台には立てませんが、座ったまま猿の鳴き声を発声させるつもりです。

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