シーネを外して良いと許可の出た、息子の稽古が本格的に再開となりました。
やはりちょっと離れていたこともあり、少し忘れているところも見受けられましたが、概ね動きは覚えているようでした。
まだソロソロと探り探り、慎重に動いているところは息子らしい感じですが、これをもうちょっと元気の良い、敏捷な小猿に仕上げていかなければなりません。
また、大名(師匠)と型をすり合わせることで、さらに動きの微調整というのがありましたが、これも想定内かと。
その点を踏まえ、火曜日(6日)にも息子に稽古を付けました。
週末には江戸善竹の大二郎氏がお見えになり、また神戸からも急遽、忠亮氏が馳せ参じてくださることになり、お稽古(お申合せ)を行うことになりました。おふたりのご厚意には、誠に深謝する次第です。
おかげさまで盤石の態勢で、第6回「狂言を楽しむ 徳讃会」に臨むことができます。
さて。
実は今夏、東京で催される善竹狂言会にて、靱猿が決まっています。(先日チラシをお送りいただきましたので、近々アップすることにいたします。)
今までは特に公にしておりませんでしたが、昨年善竹十郎師より息子に靱猿の小猿のオファーがあった際、かなり悩みました。
東京に移動し、靱猿で初舞台というのは、相当にリスクが高いのではないかと思われました(我が家では、以呂波か業平餅などなどの演目で初舞台を踏み、体力や忍耐力などを考慮して、小学生頃に靱猿をすることが通例でした。)
しかしながら、十郎師の
「善竹改姓50周年、ぜひオール善竹で!」という篤い御意向、御厚意に深く胸を打たれ、何とか実現可能な方向性を模索することにしました。
いくつかのコチラからの条件も御快諾いただき、また僕の方でも、まずは徳讃会で初舞台を踏ませてから、7月の東京善竹狂言会に臨むという中長期的計画を立案し、そのスケジュールで進めることに致しました。
例年ですと、5月中頃に徳讃会を催していますが、今回6月に開催するのは、この中長期的な展望に基づくものでした。7月までに息子が緊張感を途切れさせないタイミング、暑さにも馴化することを念頭において、開催は6月中頃と踏みました。
ただ……。
6月ともなると、善竹能舞台にお越しになるお客様には、天候や見所(けんしょ)の暑さが懸念されるところですが、どうぞ御寛恕いただければ幸いに存じます。
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