2014-08-05

書物作成

現在、

趣味の大蔵流狂言講座 高和会に来られている方が、お一人いらっしゃるのですが、今般ひとまず基礎の小舞を終えて、小舞コース→総合コースにアップグレードする事になりました。

はてさて。

どの狂言をやっていただく事にするかを師匠と相談しまして、その内容を決定しました(*^^)
ただ、書物(台本)の大半は亡祖父玄三郎の手書きなのです。決して読みにくい字ではないのですが、当て字もあり、やはり慣れない人には難しく感じるのではないかと思います。(おそらく、当て字のところは先代から受け継いだまま書き写したのではないかと。)

そこで!

今までも、Wordで書物を写すという事はちょいちょいやっていましたが、今回から書式規格を統一、いままでの書式を踏襲しつつも一部は変更して管理していく事にしました。B4袋とじで作っていましたが、A4袋とじとします。当て字は極力廃して、難読漢字や独特の読み方をする漢字にはなるべくルビを振ります。

その昔。

曾祖父、善竹彌五郎が先代より受け継いだ書物が、草書体?の達筆で、極めて読みにくかったため、彌五郎翁は自ら文字を習い、後世のために草書を楷書に書き直してくれた。という話を玄三郎翁より聞いています。その祖父も、我々のためにさらに読みやすいよう、写し直してくれたのです。
まぁ、もっとも。息子が字を読めるようになった時にどうしようかなぁ……。玄三郎翁の記した原典にあたりたくなったとき、原文が読めないとな……という気もします。

狂言は、やはり口承に重きが置かれていて、書いた物がその全てではありませんが、書物も大切に伝承しています。

0 件のコメント:

コメントを投稿

まいど!コメント、待ってます!!
(承認制になっていますので、反映には時間がかかる場合があります。)