実は先週25日(日)。
京都は木屋町の料理旅館鶴清にて、京都女子学園同窓会 藤陵会様のご依頼により、狂言「盆山」を演じて参りました。趣のある、大変立派な松と竹の描かれたお舞台でした。定員200名のお座敷だそうですが、全国より200名以上が御見えになったそうです。(廊下にはなんと立ち見が!)
ただ、通常の出入りに使う揚げ幕の方(見所:けんしょ側から見ると、左方向)が使えませんでしたので、舞台に向かって右側の、切戸の方向から出入りするという変則的な演出となりました。(その他、橋掛かりもありませんし、奥行きも狭いですので、こちらの舞台の形状に合わせた演出にて演じました。)
いやはや。
僕ごときの弱輩には、鴨川べりのお店に入るというだけで、何やらソワソワとしてしまいまして、完全に御上りさん状態です。
写真には少しだけ写っていますが、窓下はいわゆる、「川床(かわゆか:納涼床?)」の桟敷席があります。
いつか、こういう川床などでの酒宴に参じてみたい……などと、思う次第です(笑)
そんな機会、もう、ないかなぁ……^^;
そして。
これまた、初めての体験でしたが、舞妓さんの芸というのを拝見しました。
そして、つい自分が技巧的なところに目や耳がいってしまっているのに嫌になりました(--;)
しかし、何とも風情のある、なかなかによきものでございました(笑)
→舞っていらっしゃるところも実はこっそり写真に納めておりますが、これはちょっと遠慮しておこう(笑)
舞を拝見した後に、髪の結い方、季節や年季に応じた簪のこと、だらりの帯のこと、着物の身揚げの事などの約束事をかいつまんでご解説くださったのもなかなか興味深かったです。
……うーむ。今思えば。
やっぱり舞妓さんと一緒に写真撮ってもらったら良かったなぁ……惜しい事をしたナ。(我が師は……ちゃっかり一緒に写ってはりましたけれども?)つい、気後れしてしまいましたナ(爆)