2015-01-26

お稽古_⑤ 大稽古(便宜上、土曜日週1の稽古をそう呼称します。)

“二字め上がりの三段起こし”
何度も言うようですが、これは「大蔵流狂言での発声法の基本中の基本である。」と、我が家では伝わっております。
「以呂波」では、あまり修正を加えてこなかったのですが、今回の「痿痢」の稽古を進めるにあたり、そこは一先ずはキチンとやろうと思った次第です。

どうしても、一生懸命に声を出そうとするためか、語尾の方が(半ばやけくそ的?)に大きくなってしまいます。そういう癖のようです。
上述の基本に則るならば、二字めが強調されるので、実際はセンテンスの初めの方が大きくなるはずなのです。かといって、語尾の方で声が尻すぼみになってしまってもいけません。
と、なると、必然的に初めから大きな声を出せなければなりません。(あ。そういう意味があったのか……。)
(例:あえて、フォントの太さと大きさで表現を試みてみます。)
は、こあたりに、住まいたす者でござる。
初めは短く区切って反復していましたが、今は徐々に長いフレーズを繰り返すようになってきていますし、実際、その方が調子を把握しやすいかと思います。(僕もその方がやりやすい。)
語尾が強調される変な癖は、ちょっとずつですが、修正ができてきています。まずは師匠との発声の違いを聞き取れないとねぇ、再現性が下がりますから。

「本当にそう聞こえるのか?」「よぅ、聞いてみ?」と、言うと次には概ね修正できてるので、そこは指導者として一安心です。(あくまでも私見ですが、音感が悪かったり師匠に対し、何かわだかまりや反抗心があると、このあたりに支障が出てくるようですね。)

さてさて。
今週も小稽古を、一応2回ほど予定しています……が、そこは僕の智歯を抜歯(水曜日)後の回復具合にもよりますが…(;^_^A
僕もいろいろと思い出したり、言葉を覚えたりあるので、うまいこと段取りしたいものです。

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