23日から、小猿の稽古を再開しました。
東京(渋谷)善竹狂言会(善竹改姓50周年記念公演)での「靱猿」は、“替装束”という特殊演出になることに伴う変更点の修得と、善竹能舞台と観世能楽堂の橋懸かりを比較すると、当法人舞台はかなり短いため、その長さをイメージさせる事が目的となってきます。(近々、大阪の能楽堂へ参上してみずばなりますまい。)
御家元のお話を伺うと、とかく小さい子どもは「助吟(じょぎん:誤解を恐れず申し上げると、いわゆるバックコーラスと思っていただければ……)」の迫力に気圧されて、本来の、稽古通りの型が出来なくなるおそれがある。とのことなので、先月の申合せの時に、むりやり?忠亮、大二郎両氏に助吟を伴った稽古をもお願いしたわけです(笑)
まぁ、おそらく小猿はそれも忘れているであろう……と、思い苦肉の策を講じてみました。(あくまでもイメージ作りのためです。)
Macに標準装備されているGarageBandで
いわゆるリードボーカル:猿曳(僕)
地頭:1(僕)
助吟:2(僕)
助吟:3(僕)
助吟:4(僕)
助吟:5(僕)
多重録音をしてみました(実は元放送部ですわ 笑)
全員、おんなじ人なのに、リズム音痴や調子の外れたのが混じってるのが、全く以て情けのうございました(>_<。。。
→たぶん、カナル型のイヤホンで聞きながら謡ったから……(と、いう事にしといて下さい。)
やっぱりシロウト仕事なので、調整も利かず、音が割れましてね。つくづく謡とは録音には向かないのだなぁ……と思いました(彌五郎翁が録音を忌避したという逸話も分かる気がします。)
そんなわけで。あまり参考にはならない感じですが、ともかくも猿曳(東京では我が師が勤めます)が1人で謡うのではないよ!って事は理解してもらえたようです。
そうそう。
一つ発見もありまして。猿曳と助吟、全員の斉唱となりますので、テンポがね。やはり声を合わせるにはゆっくりになりますね。
で、せっかく苦肉の策を弄してみたわけですが……。
あまり音量を上げるとバリバリとスピーカーの音が割れ、適当なところに収まるようにボリュームを絞る…となると、僕一人がフルで謡った方が音量が大きかったです(--;)
ま、そんなわけで次回からは、僕一人でゆっくり目に大きく謡って稽古をし、我が師と合わせるときには僕が助吟に付くという事になりそうです。
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