が。
いつもの稽古着に着替えて、さて幕を出ますよ。ってところで、
このまえなー。じぃじにいわれたのどこやったっけ?……と、息子殿はのたまうわけでありますよ(;^_^A
稽古前に追及して、気持ちを腐すのもどうかと思いますし、ザックリとかいつまんで説明しましたけれども、「そうじゃなかった!!」と(--;)
まぁ、確かに。
僕自身もそのすべてを微に入り細を穿つほど覚えてるわけではないですが、やっていれば、大概のことは思い出すものなので 、まず舞台に出てみろ。と。やってるうちに思い出すデ。と言っても、初めにすべてを把握したがる感じでした。
☞じゃあ、なんで自分でしっかり覚えておかないのか!?(って、言いましたけども)
稽古のうちは、いろいろと失敗したらいいんです。それを次に間違えないようにやっていくことが、稽古の目的の一つであろうかと思います。(って、言ってやればいいのかな^^; )
ま、とにかく。
やってみて、アカンかったら注意するから。と言うと、渋々と舞台に出ていきました。
前をいく息子殿の後頭部を見ながら、「こいつはなんでこんなに生意気なんだろうか?」とふと、思った次第です。
☞亭主役は、居杭の後に出ますので。
実際にやってみると、前半の注意されたところのいくつかは、思い出したのか直っていました。
後半の居杭の“ポジション取り”(立ち位置)の件を、すっかり忘れてたみたいで、その点は何度か注意しました。
三間四方の何もない空間……というのは、実はなかなか“くせ者”?でしてねぇ。
観客には「想像力」を以て、場面の場面の情景・イメージを補って頂かなければなりませんし、我々は舞台の床にテープで目印を付ける(演劇用語では「場ミル」?とか言うそうですね。)わけにもいきません。
柱や、階(きざはし)の位置関係で立ち位置を把握するのです………が!!
やはりまだ、息子殿には難しいようです。
ある意味、禁じ手とは思うのですが、善竹能舞台特有の目印にできそうなものもありますので、まずはホームの舞台で、その目印を使って、位置関係を把握する術を身に付けていくしかないのでしょうかなぁ^^;
ま。徐々にできつつあるので、その点は一安心ですが。
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