ちょっと、師父なる人が赤熊(しゃぐま)について言及してましたが、以前に僕が調べ、旧・法人公式webサイトで触れていたことがありました。
☞2010年の6月1日にどうやらアップしてました。
このついでに加筆修正したものを、転載しておきます。
「頭(かしら)」とは
大蔵流狂言では「鬼」、「精」や「幽霊」などに用いる、ふさふさした縮れ毛の冠り物です。頭の種類
→赤頭(あかがしら)
深紅に染色したヤクの体毛(赤熊:しゃぐま)を加工して仕立てられます。
→白頭(しろがしら)
ヤクの体毛(白熊:はぐま)を加工して仕立てられます。使っているところをあまり観たことがありませんが、拙家では、狂言「神鳴」の雷神が着けます。
→黒頭(くろがしら)
同じくヤクの体毛(黒熊:こぐま)を加工して仕立てられます。蟹の精や牛、馬などの動物や、狂言「武悪」の幽霊などに用います。
→鬼頭巾(おにずきん)
頭部は緞子などの布地を用いて縁取っています。
☞なお、拙家にはヤクの毛を使わない、「麻」を使った鬼頭巾も伝えられています。
「頭(かしら)」の素材
「頭」は、ヤクの体毛(尾)を用いて作られています。白熊(はぐま)を染色し、「赤頭(あかがしら)」や「黒頭(くろがしら)」に加工していきます。
古いものには、ヤク(犛牛)の体毛を使わずに麻を赤く染めたものもあります。
で。
話は、狂言「業平餅」の稚児の「鬘」の事に戻るのですが、「鬘は、何の(生き物の)毛で出来てんの!?」って僕のギモンです。
師父なる人は、「頭」と同じ素材なのではないか?という趣旨の話をしてましたよ。って事が伝えたかったわけであります。
僕は、馬じゃないのかなぁ………って思ったんですけども。
☞だとしたら、バイオリンと一緒ですね。
ちなみに、「本鬘」と書かれた「鬘」もあり、おそらくあれはホンモノの人間の頭髪ではないかと………。
ヤクの親子♡ 見たところ、蹄が2つなので、偶蹄類ですかね? |
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