2017-04-07

お稽古_㉖ 小稽古:何やら既視感が(--;)  ☆☆★★

おざなりな心が…

ムスメも慣れてきたのでしょうか。稽古に対する集中力と真剣味が全く見られなくなりました。
そして、出来なかったところは、少し遡ったところから改めて繰り返す訳ですが、黙りこくってフリーズ。
あれぇ…?これ、どっかで見たなぁ……。
ええ、ええ。そう言えば、息子殿もこんな感じの時期がありましたね。
今までは、ムスメには科白の詞が分からずとも手助けをして、「まぁ、まぁ、まぁ。」と何となくやって来ましたが、今日という今日は、出来るまでやってもらいましょう。
もうそろそろ、しっかりと覚えていっても良いはずです。これは約1ヶ月前から再三再四、折に触れて口頭で伝えていたことです。
自発的には続けない態だったので、少しレベルを下げ、口写しの反復の稽古に立ち戻って、続けるよう促しますが、黙りこくったまま頑なに態度を変えません。

……というわけで、控えていた息子殿の方から先に。
彼奴も少し離れたところ(稽古は脇正面側でしてますので、息子殿は正面側に離れて控えてるわけですね。)で自習していますが、師匠が“激おこ”なので、ビビりまくってます(^^ゞ

息子殿は服用する薬が変わったところで、まだ咳も激しいので、今週の小稽古までは座学とします。彼奴はもう、そつなく父の怒りに油を注ぐこともなくクリアして、さっさと稽古場を退出していきました(笑)

さて。ムスメ、再び。

最初から始めますが、やはり同じところでフリーズ。
☞というか、息子殿は科白では苦労しなかったよなぁ……。

ムスメには、
-`).。oO(どうせ、とーちゃん、ここで稽古を打ち切るんでしょう?
みたいな、態度がありありと見て取れます。

いや、終わりませんけど?
先にとーちゃんは自分の「悪坊」を稽古するから、座ってろぃ。終わったらもう一度「以呂波」を初めからするから。と告げ、一通り「悪坊」の稽古を終えたところで、また「以呂波」を……。

さてさて。ムスメ、三度。

最初から始めますが……またしても同じところでフリーズ。
反復の発声で継続するから、繰り返すよう伝えても、頑なに拒否。
中々、妙なところに骨があります。

しょうがないですナ。
次、「神鳴」の稽古をとーちゃんするけど、それでもエエか?その後、「以呂波」やるデ?と告げると、こくこくと頷き……。
とーちゃんは、
-`).。oO(あーあ、ホンマ知らんデ。
と、思いながら、僕は自分の「神鳴」の稽古に取り掛かります。
☞他にも「佐渡狐」もあるんで、僕の方は困りません。

案の定、途中でムスメの足の「痺れ」がリミットを越えたと見えます。
臨界を突破すると、崩壊は早かったですねぇ。
マ゛マ゛〜!マ゛マ゛〜
と泣き叫ぶ声が、だんだんと、
お゛があ゛ぢゃ〜ん
となっていきます。
ここで、例のお決まりの事を言うておきます。(ま、耳に入ってはないでしょうが。)
舞台の上では、黙ってても誰も助けてはくれない。
ましてや、母さんを呼んでも、絶対に来てくれない。
泣いて叫んで、科白を思い出せるならナンボでも泣け。
しっかり科白を覚える稽古をせんか!
と……。
僕の誤算は!
妻がホントに助けに来られない状態だった(ムスメの稽古場からのレスキューを頼みに呼びに行ったら、先に息子と風呂に入ってた)って事でしょうか(笑)
仕方なく、僕が足袋を脱がせ、お扇子を手挟む帯をほどき、風呂に入ってくるよう促したのでした(--;)
ただ、息子殿の時とちょっと違ったのは……。
何だかとーちゃん、ちょっぴり胸が痛かったです。
☞しかし、とーちゃんは鬼にならねばなりませぬ!!(`・ω・´)キリッ

息子殿が妹(ムスメ)の前で、自分が風呂に入っている間に何があったのか、僕から詳しく聞き出そうとするのですが、
「稽古場を離れたら、もう、それには触れへんねん。」
ということを、 伝えたのでした。
稽古場を離れてから、普段の日常生活の中でも、その拙かったことを蒸し返され、いろいろ言われたり、説教(寸評?)されるって、辛いモンですよね?(笑)
僕は、その辺は峻別したいと思っています。
☞良かったこと、褒められたことならともかくね(笑)





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