2014-10-14

【つづき】綱を縒る(舟を編む…的な、何か。)

さて。さらしを縒り合わせて、綱を製作する話でしたね。

うなぎ
手始めに練習を兼ねた綱は、僕のアート作品になりました。何か分かります?
分かった人には、何か良いことがありますように!(心より、祈念しておきます 笑)
☞でも、このアートが、いろいろ教えてくれたんですよね。
☞このページのどこかに、答え書いときます。








その昔、横綱の化粧回し?を作ってるところをテレビで見たことがありまして。何気に見てたら、屈強そうな、むくつけき同部屋の力士たちが協力してグイグイ綯い上げるわけですね。
みんな、軍手をしてはりました。
おそらくは、まわしが手垢で汚れぬよう、あるいは手を守るために、軍手をしてはるんやなぁ。と思って映像を眺めてました。

で。はい、これ。介護用?のディスポーザブルのプラスチック手袋です。これ、便利なんです。家族が感染性の病気になっても、吐瀉物、喀痰、その他の汚物、これで防げる優れものです。(溝掃除の時もこれをしてましたよ。)
今回僕はこれをして、製作に当たりました。


そうそう。
これが、縒り合わせるための道具(手製)です。5寸釘?を打ち込んでみました。
板にはこのあと錘をのせます。

釘に、半分にしたさらしの中央を引っ掛けるわけです。


二つ折りになったさらしを、まず片方ずつ左方向(やりやすい方向)に縒ります。この時左右に掛けるテンションが不均等だと中央がずれてよくありません。(なので、手が離せなくて写真が撮れませんでした^^; )
左右ともほぼ同じ回数縒り合わせ、次に紐状になった左右のさらしを今度は2本を合わせて右方向に縒り合わせていきます。長いので、糸針のようにはいきませんでした(;-_-;)

分かりますかね?一本一本は、左に回転させてるので、自然に右に戻ろうとする力が働きますが、左右を合わせて右方向に縒ることで、左右の紐の元に戻ろうとする力が相殺され、二重螺旋構造(?厳密には違うか^^; )の1本の縄になるのです。

手始めに作ったプロトタイプを師匠に見せて(この時はまだ、アート作品にはなってません。)この太さでよいか?と尋ね、了解を得たので、本ちゃんに掛かったわけですが……。
プロトタイプの写真、よく御覧いただくと「ヒゲ」が出てるの分かります?あちこちに。
切断面から糸がほどけてしまって、糸くずが出てくるんですね。
なので。
これは、切断面が内側に来るように中折りの四つ折りに工夫してみました。
実は、4尋取って、出来上がった長さが1尋半とちょっという感じで^^;
☞本番用の物より少し長いぐらいで大して変わらない長さ。

なので、4尋のさらしから2尋ではなく1.5尋強という綱ができたことから、25%ほど(単純に)短縮するとふみました(ま、そうでもなかったんですけどね。^^; )

これでは納得できなかったので、今度は、三つ折りの5尋です。
2.5尋の完成形→25%がロス(縒りで短縮で、2尋弱の完成)と換算したわけです。

右から、棒縛「稽古用」の綱、次いで「本番用」、3本目が、今日作ったやつ。本番用よりちょっと長い。一番左が長くなってしまったやつ。

縒り合わせる細かさ、強さによるんでしょう。固さもそれによって異なってきます。

でさ!
作ってからちょっと思ってンけど、これって懐中できるんかいな(’’;)
ちょっと、ボリュームがあるよねぇ^^;

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