2014-10-05

積年の心残りだったもの(Next Toku's Hintをうけて)

いわゆる舞台に立つに当たっての、インセンティブの話ですけども。

僕は幼少のみぎりには、舞台を無事に勤めると「ごほうび」と称して“何か好きなもの(親の気持ちを忖度した範疇で)を買ってもらっておりました。

当時はですね、「超合金」というナゾの合成金属(だと思う)製のおもちゃが、垂涎の的でありました。
例えば、ゼンダマン(タイムボカンシリーズですな!)に登場するゼンダゴリラが欲しくて、買ってもらったり……。唯一おもちゃを入手できるチャンスでした。(余談ですが、今、ゼンダゴリラのパッケージを画像検索してみましたが、“超合金”ではなさそうですね^^; )

そんな中。
豊頬の美少年(だったかもしれない)僕はですね。何を思ったのか、「金庫が欲しい!」と…ねだったわけですね。まぁ何で金庫だったのか忘れましたけども^^;

金庫欲しいって言ったのは、たぶん30年程前ですよ?

で。金庫もらいましたよ、これね。
大きさは、縦110㎜×横90㎜×奥85㎜です。父の所有だった、年季の入った金庫型の貯金箱(おもちゃ)です(^^ )
何か思ってたのと違ったけど、結構ね、気に入って嬉しかったですよ。

金庫をもらった日の夜、「鍵を持ってると、必ず無くすデ?鍵だけはオトナに預けとき。」って誰かに言われたように思います。

でも、誰に預けたのか、スッカリ忘れてしまったんです。舞台も終えて、気分も高揚してたし、金庫が嬉しかったし。(あるいは、誰にも預けないでどこかにポイッとうち捨てて、忘れてただけだったかも知れません。)

爾来、この、図らずも失えてしまった三つ穴の鍵を、長年にわたり探していました。
当時は、家族の誰に尋ねても
「ホラ、言わんこっちゃない(鍵を無くしてしまって。)」
と素っ気なく返され、冷笑されるばかりで。
大喜びで手に入れた宝物が……自分の過失で損なわれてしまったこと、誰も親身に相談に乗ってくれないことで、一気に打ち拉がれ、ヘコんでいました(>_<。。。
☞ま、冷笑されるので、だんだん誰にも言うのはやめるようになりましたけども。

余談ですが、実はつい最近になって蔵の中で探し物をしていたところ、二つ目の金庫を発見しました(右)
もしや、鍵が中に!?って淡い期待を寄せて中を見てみたのですが、あいにく鍵はありませんでした(*.*〜〜



そしてこれです。
先般、灯芯と灯明皿を見つけた同じ場所に、三つ穴の古い鍵がありました!
もしや!?(°□°;)
と心躍らせましたとも!!(笑)
何となく、見覚えがあるような、ないような……。


そして、ビンゴ!!!(≧∀≦)/

なんだか静かな、心の底からフツフツと湧き起こる喜びがありましたね(^^ )
今まで、家の中で金属片や、どこの鍵とも分からない鍵が一箇所に溜められた場所は、必ず確認するようにしていました。
しかし、今まで探している鍵が見つかることはありませんでした。その度に残念で暗い気持ちになりました。
何かの拍子に、鍵はもう既に誰かによってゴミとして処理されてしまったのかも知れない(我が家も何度かリフォームしましたし。)し、諦めるべきなのかも知れないと思いながら、なんとまぁ…いつの間にやら三十ウン年(×_×;)

爺さまが預かってくれてたのか?
それはどうか分かりませんし、最早、訊く術もないのですが……。
こうして思いがけず三つ穴の鍵が見つかって、今までの我が人生に欠けていたパーツが何やら一つ埋まったような気がするのです(o´∀`o)
☞何ともショボいパーツだと思われる向きもあるでしょうが、大事なことであったのです。

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