2015-05-11

お稽古_㊸ 大稽古:装束を着けて

初め我が師が何を思ったのか、息子殿に「今日は、お父さんのお稽古を見学しなさい」と言いました。
うーむ。僕が「本番のつもり」で稽古をしてるところを見せよ。という思し召しであろうか。と思いながら、瓜盗人の稽古の様子を息子に見せた次第です。
緊張か、あるいは退屈か……あくびをしながらも、正座を崩さずに見ていたのはエラかったように思います。

その導入があったお陰か?あるいはあらかじめ伝えていた為か!?「装束着けて、実際にやってみるで!」と息子殿に伝えたときは、非常にスムーズでした。
息子殿は同年代の子らと比べても少し小柄な方なようですが、やはり子どもは成長しますから、装束合わせというのも欠かせません。また、装束の傷み具合をチェックするという意味合いもありますし、僕自身も子方に着付けを行うことに慣れなければなりません。(当日の流れ・人員配置を念頭に置き、時間を計測しながら着付けを行いました。)

装束を着けると、やはり気分や雰囲気が異なるもので、慣れないうちは緊張したり、しんどくなったりするものですので、それに慣らすことも目的です。

さて。お稽古の内容の方は、大変申し分なかったように思いますが、“袖を抜く”ことをしてなかったので、腕を上方に挙上しにくかったものと見えます。その辺は僕の方の課題ですね。
※袖を抜くというのはですね……言葉ではよう説明できません^^; 

僕が那須の御披きに作り、息子殿の分として確保していた銀地の扇をこの度は初使いです。その辺も、息子殿のモチベーションアップに繋がれば良いですね(笑)


午後からは、来週の徳讃会に向けて見所(けんしょ)の設いを調え、解説(プロジェクター設置と動作確認)のリハーサルを行った次第です。
いろいろと、課題を指摘されましたけれども、今週は最後のブラッシュアップに努めたいと思います。

今回、小学生のお子さんが何人か御見えになるとのことなので、ちょっとお勉強の内容もやろうかと思ったのですが、既に何度か徳讃会に通われてる方には、重複する内容ですし、この度は思い切って「善竹能舞台創立の歴史」に的を絞ることにいたしました。(お手元に配るレジュメには全てルビを振っていますので……どうぞ御寛恕を。)
12日火曜には、趣味の大蔵流狂言「高和会」の徳讃会直前、最後のお稽古日がありますので、脇正面で稽古を行います。(なので、ちょっと座布団とかもきちんと並んでません。すみません^^; )

今回の徳讃会は、催しまでにsold-out!!とはなりませんでしたが、その分、ちょっとゆったりと御鑑賞頂けるものと存じます(笑)
ネット上でのオンライン・チケット販売は終了いたしましたが、電話でのお申込み、手売りでのお取り扱いは引き続き承っておりますので、皆様のお申込みをお待ち申し上げております。

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