2015-08-31

【重要】第9回「狂言を楽しむ 徳讃会」開催の御案内

さて、かねてより申し上げておりました、

善竹能舞台創立50周年記念公演
第9回「狂言を楽しむ 徳讃会」

平成27年10月25日(日)
午後2時〜

のチラシが完成いたしましたので、ご案内申し上げます。


ご多忙中とは存じますが、万障お繰り合わせの上、お越し賜ることができますれば、誠に幸甚に存じます。

それでですね。実は…今回は。たいへん申し訳ないのですが、ちょっとチケット代金をね……(;^_^A
前回より、値上げしております!m(__)m
御祝儀価格ということで、どうぞ御寛恕下さいm(__)m
きっと見応えがあり、御満足いただける番組ですので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

チケットの取り扱いは9月からです。どうぞよしなに。
チケットの売れ行きが良いと!僕の肩の荷も下り!!花子に専念できます!!!(*´∀`*)

お稽古_㉛ 大稽古:暴れまくってますが、少々お疲れ気味!?

本来、土曜日は大稽古……のはずでしたん。
しかし、お気付きの方はお気付きですが、息子殿は来年度には“小学生”ということで、ね。

ラ ン ド セ ル !をば、購入する必要があるんですね。
☞いやしかし、なんでランドセルなのでしょうか!?

そして。
前にもちょっとお話ししたかも知れませんが……。この“ランドセル”なる背嚢は、世上ではおじいちゃん、おばぁちゃんが買い求め与える物…らしいですね?
そこで、「里帰り」のタイミングが商機とて、夏休みがランドセル販売開始時期だったりするわけです。

しかしまぁ、実店舗を回った折に店員さんも言ってましたが、今年は非常に売れ足が早くて軒並み「売り切れ」。またはモデルによっては「僅少」状態との由。年々早くなってきていて、大変だ!とのこと。
ネット上で見ていても、既に受注生産を終了したモデルが多数(°□°;)
爆買いが起ってるの?って、店員さんに尋ねてみましたが、それは違うみたい。ジジババ達は、お気が急くものと見えますナ。あははは……

うちも、実はご多分に漏れず某・大手鞄メーカーに目星を付けていましたが、あれよ、あれよという間に売り切れ…という具合で(;^_^A
何とか、上記大手鞄メーカーの次のセカンドベスト?ポジションのメーカーにて無事にランドセルを申し込むことができました(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ

そして。
大阪は梅田のメンズ館からスカイビルの出張展示販売場までを往復したせいか、あるいはここのところの地蔵盆からの疲れが出たのか……。
☞ところで、余談ですが。この度僕は初めてスカイビルのてっぺんに登りました。腰が引けて、肛門あたりがゾワゾワぁっとするような感覚を味わいました(>_<。。。 

息子殿、口唇ヘルペスが出てきまして(;^_^A
まだ水疱はよく判りませんが、ぶつぶつが出てきて、腫れぼったくなっています。
また唇もピリピリするとのこと。

以前にもらっていた、ヘルペス用の薬を塗布して様子見ですね。(日和見感染でしたかね、これ?)

しかしまぁ、来月からは、いよいよじぃじとの合わせ稽古も控えておりますし、大稽古をできるのも最後ですので、日曜日には例によって居杭の大稽古を。

順調にレベルは上がってきているように見受けられました。

さて。
僕の方はですね……(;^_^A
相変わらず底なし沼のようなところで、もがいております(--;)
とりあえず、身体に負荷を掛けるために、釣狐の時と同じような出で立ちで稽古をしておりますが……(’’;)
並行して、腹筋運動にスクワット、呼吸器を鍛える器械を使いトレーニングを積んではいますが……それでもまだまだです(--;)

釣狐が四肢体幹の大きな骨格筋を主体に、大きく使うイメージですが、花子の方はどちらかというと、さらにインナーマッスル(たとえば横隔膜☞牛で言うハラミってやつですナ。)、平滑筋(内臓)を含んで多用しているような印象です。
☞だから何やの!?ってはなしですけども(;^_^A 

もうちょっとで、何か見えてきそうなんだけどなぁ……(*゜∀゜*)
不思議なことに、意外と楽しいんですよねぇ、これがww
☞きっとね、エンドルフィンが脳内でボンボン放出されてるんだと思います(;^_^A 

2015-08-27

お稽古_㉚ 小稽古:居杭のお稽古再開と花子のこと(ちょっと長いです。)

水曜日。
息子殿の「居杭」の稽古を再開しまして。
一通りやってみたのですが、やはり所々で詰まったり、忘れていたりということがありまして。うーむ。また、思い出していかねばなりませんナ。
しかし、これからは「居杭」の指導に集中できるので、少しだけ気は楽になりました(笑)
本番まであと、2ヶ月を切りましたのでね、引き続き週3小稽古と、週1大稽古で物にしていきたいと思います。そうそう、9月からは我が師も交えての稽古になりますから、より本番の形に近くなります。

そして……花子でございますね。
いや、なんでこんなに難しいのでしょうか。
いやしかし。なんでこんなに(ホントに)難しいのでしょうか。(大事なことなので、二度言っておきます。)全然「できてきました感」のようなものが見えてきませんorz
まぁ、とにかく稽古を積むしかないのでしょうね……。
/_/_/_/_/_/
えー、というわけで、個人的なお知らせです(;^_^A
10月25日の第9回「狂言を楽しむ 徳讃会」を過ぎるまでは、お遊び・飲み会のお誘いは、誠に申し訳ありませんが、一切お断りしようかと思う次第です。よろしくお願いいたします<(_._)><(_._)>
/_/_/_/_/_/
閑話休題。
先日、録音物を聴くことが解禁された旨、書いたと思います。
で、彌五郎翁は没後50年を過ぎ、いわゆる「著作権・著作隣接権」の権利関係が消失した(?というワーディングで良いのかな?いや、消滅時効を援用できるようになった?違うか^^; )関係で、実はCD化されていますΣ( ̄□ ̄;)
なので、一般の方でもお求めになれるようです。(あまり大きな声では言いたくはないけど。)

そんなわけで、こちらはMacに取り込む(iTunes)のは簡単でした、が!
我が祖父玄三郎と師の音源は、にゃんとカセットテープ!!Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

カセットテープの再生……どーすんの!?って話でね。
-`).。oO(今の若い人は、知りはらへんのやろなぁ………。

いや、ま。再生機ありましたわ。
ありましたけども、マスターテープ傷めたくないですし、繰り返し聞くのには難あり……。

というわけで、音声のデータ化を………。
カセットテープの再生機から、ヘッドホンのピンジャックを使ってラインアウト→TASCAMのデジタル音声録音機(僕自身の稽古の声、録音用)にラインインして、音が振り切れないように調整して録音することで、データ化することを思いつきました。(実は僕、元放送部にゃり。)
なんとか、思惑通りにいきまして。一応、聞けています( ̄^ ̄)ゞ
しかし、便利な世の中ですナァ

そうそう。
あと、祖父の書き残した「型付け」の書き込まれた書物も「見てヨロシ」と手渡されたわけですが…(必要なところは書き写します。)
ちょっと面白い内容(玄三郎翁調べ?)が書いてありました。
たぶん、公開しても差し支えないと思うので、書いてみます。

何で妻のことを、「山の神(やまのかみ:山ノ上)」というのか?って話なんですが。
以呂波歌に由来すると……。横書きにするとイメージ湧かないので、無理矢理縦に書いてみますが……。
あうわい
さゐかろ
きのよは
たに
れほ
そへ
 と
  つ
ゑけねち
ひふなり
もこらぬ
せえむる
すて を
この右から3行目、“有為の奥山  今日越えて”の一節ですね。ちょっと太字にしましたが、「やま」の上に「おく」(方の意)がある。ってことで、「山(やま)の上(かみ)=「妻」。

……だそうです。へぇぇぇぇぇ!(゜O゜;

山の神様は「絶世の醜女」という伝承をふまえて、自分の妻を謙遜して?「山の神」と称したのかと勝手に思っていたわけですが……!!
☞いやぁ、「山ノ上」の方が 絶  対  平  和  的 だわ!!(爆)

「上」と「神」の違いなんて!この際、どうでも良いではないですか!(笑)
そんな些末なことより、家庭の平和が優先されますよ!!……ええ、ええ。

と、いうことで。
続きは次回の講釈まで(*゜∀゜*)

2015-08-25

お稽古_㉙ 小稽古:痿痢は上手くできました(*´∀`*)

22日(土)

第30回 おじぞうさま と こどもたち」(ファイナル)の前日のため、「痿痢(しびり)」のみをサラッとおさらいする感じでした。
もう、こんだけやっていれば、もはや後は何も言うこともありません。ゆっくり大きな声で、余裕を持って演じるのみです。(変に細微なところにこだわり、叱りつけて気分を腐すよりも、子方らしい感じの舞台が勤められればそれでOKなのです。今のところは。)

23日(日)

当日は、お昼から“スペシャルゲスト・大ちゃん”(善竹大二郎氏)が、東京からわざわざ?お手伝いに駆けつけて下さり、狂言ワークショップの簡単な打合せと、狂言パートの申合せ(流れの確認☞もちろん、僕は朝からタイムテーブルを作りましたとも!(笑)

今回のワークショップは……

  • カラス
  • ニワトリ
  • サル
  • イヌ

の、【狂言鳴き声クイズ】を行いました。(まだ、他にもいろいろな音はあるのですが。)
スペシャルゲスト・大ちゃんには、主に狂言のオノマトペ発声と型を担当してもらって、僕は進行の方を。

いやぁ!盛り上がりましたねぇ!!保護者の方の御協力のたまものです!!!この場を借りまして御礼申し上げます。ありがとうございましたm(__)m 
また、とてもユニークな回答をしてくれたお友だちな!!(笑)「カエルっ!!」って聞いたときは、こっちが吹き出してしまいました(爆)
スペシャルゲスト・大ちゃんも大活躍でしたね!!ありがとう!!!(*゜∀゜*)

息子殿の「痿痢」も、見所(けんしょ:客席)の雑音が混ざる中、気が散ることもなく、ゆっくり大きな声で上手にやってましたし、最後の「小舞」も楽しんで頂けたみたいで、良かったです!
来年からは人形劇はないけれども、楽しく狂言ワークショップと、こども狂言とできたらいいな!と思ってます。また来て下さいね!!(来年までには、♪ピンポーン!とか♫ブブー!!とかなるおもちゃでも仕入れておきます!)

さてさて。
僕の方は、ようやっと「花子」が最後まで進みまして^^; 
あとは、稽古あるのみなのです。
これまでに、いろいろ先に花子を披いたはとこに話を聞いたりもしましたが、稽古時には「録音」という文明の利器も併用しているようですにゃ!(°□°;)

我が師は(釣狐の六つの杖の口伝の時にも釘を刺されたわけですが)「録音は一切不可」という立場であるので、今までそのような機器を併用せずに参りましたが、ここに来て「録音された物を聴いてもよろしい。」というお許し?がでましたΣ( ̄□ ̄;)
☞もちろん僕は、すでに稽古時に録音する必要もなくなっているのですが……。

先達の謡(もちろん、彌五郎翁のCDもあり)を聴いて、さらなるブラッシュアップを図れ!という事でしょうか(’’;) 
なんだか、どんどんとハードルが上がり、外堀が埋められていくような気がするのですが、気のせいですか?(言い逃れは…できないです……よね?やっぱり^^; )

24日(月)

幸いにも、勤務先の休みが余っていましたので、この日に休暇を当てていまして。朝から大二郎氏に連れてもらい、京都の吉田装束店さんを訪れました。いろいろと、お話を聞かせて頂きました。
装束の新調(現代人の体格に合わせたリサイズ含む)は、我々の一つの課題ですよねぇ。
今回、訪問させて頂いたことで、どのような手順を踏んで装束が製作されているのか。どういうことが可能になるのか。が具体的に判りましたので、復刻がイメージしやすくなりました。
☞ここのお店の手法を採れば、大人用の図柄・サイズを子ども用に縮小することも簡単になるわけですね。

そのあと、四条河原町の方に出たついでに、狂言足袋を取り扱っていらっしゃる「分銅屋」さんも見に行きまして(笑)

お店先から中を覗いていた不審者は僕とスペシャルゲスト・大ちゃんです。
どうぞ御寛恕下さい^^; 








そして、実は今回の真の目的?でもないですが…^^; 
☞いや、当初は、花子の書物の読み合わせに伺いますというお話だったはずです(笑)
大二郎氏(山ノ神役)とは「花子」の申合せを(。-∀-) 

ええ。ええ。
今回もそれぐらい、気合い入れて臨んでおりましてよ(*´∀`*)
大二郎氏の御厚意には篤く感謝申し上げる次第です。

2015-08-20

お稽古_㉘ 小稽古:今週は思い切って「痿痢」のみ。

今週末には息子殿には「痿痢」をやってもらうわけですが、幼稚園のお友達やらが来てくれると思います。
徳讃会では未就学児の鑑賞はお断りしているため、息子殿が何をやっているのか知らないお友達が多いわけです。この機会にちょっと親しんでもらえたら嬉しいですね。

噂では、善竹能舞台をお寺か何かの宗教施設と思っていらっしゃる方もいるみたいで?(笑)
もっと身近に、開かれた能舞台というのを目指さねばならぬと思う次第です。

痿痢に先がけて、狂言ワークショップでは、狂言のオノマトペ(擬態語、擬声語)を使ったクイズをやってみたいと思います。
今年は……鳴き声クイズにしましょうかねぇ。面白く、楽しく盛り上げられたら良いと思います。

そんなわけで今週は、息子殿の稽古は「居杭」はちょっとお休みして「痿痢」に集中します。




2015-08-18

お稽古_㉗ 小稽古:ボチボチでんな。

月曜日。
いつも通りの小稽古を行いました。
型も概ね覚えたみたいですし、後はどんどん、反復してブラッシュアップしていくのみでしょうか。

舞台上での、方向転換のための回る方向が、ちょっとまだキチンと整理できてないみたいですね。つい、指導に熱が入ってしまい時間が掛かりすぎてしまうので、その辺は僕の課題です^^;
今週末で、一先ず「痿痢」の方が終わりになりますので、稽古をするべき演目がちょっと減りますので、居杭に専念できます。

さてさて、予定より少々遅れておりますが、第9回「狂言を楽しむ 徳讃会」のチラシ初校が上がって参りました。今週中には校了して、来月には皆様に発送できるよう頑張りたいと思います^^;
☞なにぶん、プレイングマネージャーですので、他にやることが多くて……(--;)  ええ。稽古とか、あるいは、稽古とか、稽古とかです(`・ω・´)キリッ

そして。息子の稽古が済んだら、自分ですが……。
花子独特の「調子」とか「位」(という、斯界の概念)がありますが、緩急、強弱、高低の口伝を余すところなく踏襲できた上で、かつそこにシテの描写力が加味されなければならないわけですよね…。
いや、何度も言うようですけど。一度でお腹いっぱいです。今回限りでもういいです。
そのつもりで臨みますのでね。

今年、10月25日(日)14時〜 @善竹能舞台 ですよ!!第9回「狂言を楽しむ 徳讃会」。
みんな来てねぇ〜!
☞チケットが早くに売れてくれると、プレイングマネージャーは気を揉まなくて済み、花子に専念できまーす!!(笑)

2015-08-17

お稽古_㉕小稽古:安堵 & ㉖大稽古:寝言

金曜日(小稽古)

このところ、「居杭」ばかりに注力しています(;^_^A
前回、少し厳しく叱りましたが、何と今回は随分と進歩が見られまして(゜o゜;
この分なら、ちょっと安心できるかなぁ…と、少し安堵の胸をなでおろした次第です。
初使いした居杭頭巾(稽古用)も改良が施されました。

実際の居杭頭巾(本番用)にも実は、頭の「鉢」の部分に太い補強布のようなものが施されているのですが、今回試作した稽古用では、それを省略していたのです。

で、実際に使ってみると、舞台上で脱ぎ着する際にはちょっと扱いづらくなっているようでした(ちゃんと意味があったのですね^^; )

というわけで。
ちょっと追加の注文を付けましてね、本番用に習って斯様な布を巻き付けてみたわけです。
☞大変上手くいきました。


まだまだ油断はできませんが、「居杭」は今のところ順調に修得が進んでいるように感じました(ただ……得てしてイレギュラーがあるのでね^^; )

土曜日(大稽古)

かねてからの予告通り、この日は家族と里帰りしてる叔母ちゃんとその娘(息子のいとこ)に観てもらいながら、「痿痢」のリハーサルを行いました。
今週末(23日)の地蔵盆では、「第30回 おじぞうさまとこどもたち」が催されますが、この日には子ども達対象の浴衣狂言会を開催することになっており、息子殿には「痿痢」の太郎冠者をやってもらうことになっています。
お客さんに子どもが多くいるなると、なかなか静かにもならないかも知れないし、突然泣き出す赤ちゃんなんかもいるかも知れません。息子殿の気が散る要素は山積みです。
☞はい。そのシミュレーションを兼ねていました。

……ま、ちょっと変な型もありました(居杭とミックスされてしまった!?ww)が、まぁ、こちらも大丈夫そうです。

そして。

せっかく、浴衣と袴を着けた状態でしたので、このまま「居杭」の稽古を。
☞居杭頭巾を懐にしまうことにも慣れておく必要があります。

大稽古は、妻(母親)が同席することが多い(妻にも、我々がどのような修行の過程を経るのか、よく認識しておいてもらう必要があります。☞妻は、斯道の経験は全くありませんので。)ですが、今回は、“亭主”のポジションを。
特に科白を言うとか、型をするわけではないですが、“亭主”と“算置”が一斉に型をするときに、“居杭”はそれをどのように、身をかわしながら自分の型をしていくのか……。
そのようなことを具体的にイメージさせるために、妻に座らせてみた次第です。

初めて、登場人物が3人いる状態での稽古でしたが、より具体的にイメージできたのではないでしょうか。
来月からは、じぃじ(算置)も一緒に(僕が“亭主”役)で稽古を進める予定ですが、この分であれば、問題なく移行できそうです。

そうそう。最近面白かったのは、息子殿は夢の中でもお稽古をしているそうです(爆)
一緒に寝ている妻が、あんまり声が大きくうるさいので「もしもーし!お稽古ですかぁー?」って足を叩いて声を掛けると、勇ましく「そうや!」って答えたとか。
なかなか、頼もしいです……
☞ってか、ちょっと気の毒になってきました(;^_^A 

今月には、息子殿のランドセル(!!)も見に行きたいし、「居杭」が祈請を掛けに訪れる“清水の観世音”(清水寺)も参拝してみたいし……。
チョイチョイ忙しいです(;^_^A

2015-08-13

お稽古_㉔ 小稽古:ところで、第59回大阪薪能は無事に終わりました(≧∀≦)

12日、第59回の大阪薪能に、暑い中足をお運び頂きました方、誠にありがとうございました。なんか、拙ブログや法人の公式webサイトへのアクセスも、この2、3日はいつになくホットでございました(゜o゜;

途中、ポツポツと雨粒を感じられるときがあったようですが、「梟」の頃は問題なく終えることができました。ありがとうございました。
フクロウのオノマトペ、いかがでしたか?(。-∀-) ニヒ

さてさて。
「居杭」の稽古は今月から月・水・金の「小稽古」、土曜日の「大稽古」で進めているわけですが、12日は帰りが遅くなる事は明らかでしたので息子殿に小稽古をつけられません。
特に意図してはなかったんですが、12日は薪能に備え、なんと朝から病院はお休み取ってましたので、そこで、ひらめきましたね。
「朝(午前中)に稽古したら良いんちゃうのん!?」
…と。
どんだけ、熱心なんでしょうか^^;  我ながら、感心してしまいました。
息子殿には、気の毒ですが、稽古をしましてね。やはりガッツリと叱りましてね。神妙になってました。
ちょっとずつですが、できるところは増えてきています。

そうそう!稽古用の居杭頭巾ができまして(笑)
斯様な感じとなりました。







実際に稽古にて使ってみましたが、もう少し工夫の余地があるようでした(この稽古用は本番用と違って、一部省略したデザインがあるんですが、やっぱり意味があったようです。)


僕の方も、夕方からの「梟」に備えて、声を出しておこうと思いまして……ええ。
ガッツリと花子の「後(中入りの後)」の小歌を謡って、コンディションを整えたのでした。
最近は少しはそつなく謡えそうな気配です。(ただ、謡えるだけではアカンのですけどもね^^; )

稽古とは言え「花子さんを想う小歌」を、週に数時間は謡い込むわけですから、ホント岡惚れしてしまいそうです。
立派なストーカー(マニア?)になれそうな気がいたします(;^_^A

2015-08-11

お稽古_㉓ 小稽古:こりゃ、大変だわ(--;)

今回、居杭の立ち稽古2回目でしたけども。「ああ、そうか。これ、もっと基礎のところから教えんといかんのか^^; 」ということが多々ありまして。図らずも僕は、今となっては無造作にやっていることの再確認をしているような感じです。

しかしまぁ、そうやってると時間が掛かって、掛かって仕方ないですな(-。-;)
あまり細かな所に時間を割いても、今度は集中力が下がってきますし、平日夜の稽古ならば、頑張っても1時間までというところでしょうか(しかしまぁ、1時間をちょっと越えてしまいましたけども。)
まずは、悪影響のない範囲で、ザックリと大まかな流れと型とを把握して、地道に完成度を高めていくしかないようです^^;
☞ってか、はよ、覚えてくれ。

稽古の前に、居杭の使う御道具などを用意しているときに、
おれ、つりぎつねなぁー、いつやんの?
って、言ってました。もっとお稽古して上手にならな出来へんデ。 あれ、めっちゃ難しいねん。というと、フンフンと頷いてましたけど、分かってんのかな^^;

頼もしいと言えば頼もしいのですが、教えられるよう僕も体力を維持しておかねばのぅ……。いつになるんや……(遠い目

ってか、はよ、居杭できるようなれや!(爆)

2015-08-10

お稽古_㉒ 大稽古:居杭の立ち稽古

なかなか、大変^^;

という感想しか思い浮かばないわけですが、今までと違った、息子殿には初めてのパターンでの型が多くなりますので、これまでの知識の応用が利かないのですナ。
さて、これを初めから、逐一、教えていかねばならないのかと思うと、ちょっと気が遠くなりました(;^_^A

いままで、小稽古は週2回でしたが、今月から週3回にします。そして8月には大方の型を覚え込んでしまいます。
9月からは算置(我が師)、居杭(息子殿)、亭主(僕)にて稽古を進めるデ!との師匠談。
☞え!?ってことは、僕は居杭も覚えないといけないんですね!?^^; 

今週は薪能があるので、水曜日の小稽古はスキップしないといけませんが、花子と並行して、なかなかこりゃ大変ゾ!と尻に火がついております(;^_^A

また、紆余曲折も経ながら第9回徳讃会のチラシの意匠についての草案もほぼまとまり後は外注に出すだけとなりました。(しかし、お盆休み!?今月末頃までには皆様のお手元にお届けできればと思っています。)

以前に、居杭に出てくる秘密アイテム「居杭頭巾」は、大中小のサイズを蔵から出してきていたのですが、今般立ち稽古に移行するにあたり、息子殿との頭と合わせてみました。
☞妻には、これに併せて、稽古用の頭巾を作成してもらいます。
☞これは、小サイズです。僕が居杭やったときより相当頭ちっこいよ、息子殿。(僕、大サイズでした。今でも入らんでもない。)







そして、花子専用の素袍。
我が家の「黒地藤橋模様素袍」も出して参りました。(これ、背中側です。)

これも我が祖父、善竹玄三郎が意匠を考えました。
まぁ、すっごい気合いの入り具合がわかる素袍かと思います(;^_^A

はてさて、この素袍に見合った花子ができますかどうか……。(ぐはー!どっかでこんなことあったな!と思ったら、狐の面もそうでしたね。)

ともかく。頑張っていかなアカンな、思てるんですけどね^^; 
一先ず、今週水曜日の大阪薪能。今日には装束詰めてしまおう!!(どうか、雨が降りませんように!!)

2015-08-06

お稽古_㉑ 小稽古:9割3、4分ってところか^^;

前回、ちと厳しめに追い詰めたこともあり、またプール遊びのやり過ぎ厳禁、昼寝厳守を命じたお陰か?(笑)
まぁ、割と初めの方はスラスラと科白を言えたのですが、やはり相手との対話になってくると、科白の繋がりが形成されていないためか、「何を言えば良いのか分からない。」状態となるようです
☞初めの一語が分かれば、後はほぼほぼ出てきます。

後で聞きましたが、昼間に息子殿は、母親から書物(台本)を借りて、一部を音読していたそうです。
お話の「流れ」、相手方の科白の「意味」が分かれば(具体的にイメージできれば?)、おそらくは自分の科白も出てくるのですが、果たして息子殿がそこまでのレベルに達しているのか、僕自身も懐疑的なところもあったので、息子殿には相手の科白を受けて単純に、機械的・反射的に自分の科白が出てくるように仕向けていたのですが、どうやらその方向性では上手くいかないみたいです。
☞居杭自身の科白の意味はある程度は説明してたのですが…。

そんなわけで。
どこまで意味を解することが出来るか分かりませんけれども、「今のこの、“亭主”の言っている言葉の意味は、○○ということやで?」という「解釈」をかいつまんで教えつつ、それを聞いて「“居杭”は○○を尋ねられたので、××という事を答えてるねん。」「相手方の科白の中に、だいたい次の自分の言葉のヒントがあるねん。」と教えてから、やらせてみました。

すぐに理解が定着するとは思いませんけれども、今週は小稽古はあと1回か……。
何とか間に合いそう……か…な^^;

今週の大稽古からは、立ち稽古に突入したいわけですが、身体の動き(型)とリンクすることで科白が定着することもあるでしょうし。
ま、大丈夫!!(…かなぁ^^; )

2015-08-05

【梟のこと】オノマトペ(擬声語・擬態語)について【大阪薪能】

the 能ドットコムさんから、図らずも「第59回 大阪薪能」の案内のリンクをいただいているようなのです。
拙ブログのような駄文垂れ流しサイトに、リンクを張っていただいたこと、誠に汗顔の至りなのですが、もうちょっと我々も「公式な広報戦略」:web上のアクセシビリティーというものに注力しても良いのではないかと思ったりもします。(ただ。僕自身が、当法人運営上採ってる手法もそろそろ時代遅れのようですにゃ。)

さて。
来週の第59回大阪薪能では、僕は2日目12日の狂言「梟(ふくろう)弟役にて出演致します。
よく、狂言と能と歌舞伎との違いは、何ですか?なんてご質問を受けるのですが、今回は当法人が大蔵流狂言教養講座「講義コース」や「体験型講座コース」を承ったときの“さわり”の部分をちょっとだけ書いてみたいと思います(笑)
☞大事なコンテンツなので、全部はお話しできません!ごめんね!!(≧∀≦)/

狂言との違い。
特筆すべき事の一つは、標題にもあげました「オノマトペ(擬声語・擬態語)」だと思います。
三間四方の、何もない能舞台では、演者の「所作(型)」や「科白」、あるいは「間」だけで情景を表現していきますが、現代劇のような効果音や印象的な照明、大がかりな大道具などもありません。(なので、お客様の「想像力」でいろいろ補完していただく必要もあるのですが(笑))

そのような中、我々狂言方は自前で効果音を科白として発声するわけです。扉を開けたり、お酒を注いだり、茶碗が割れたり、掛け軸が破れたり……いろいろあります。
また、イヌやサル、ニワトリ、ウシ、カラス、そして薪能のフクロウなども鳴き声などもあります。

このようなオノマトペを狂言では多く用いる。
というのが、能との違いの一つです。

そして。
この、オノマトペは、狂言が成立した頃の当時の人々の「言語感覚・感性」をそのまま伝えているとも言えます。
例えば、犬の鳴き声を狂言では「ビョウ、ビョウ」と表現します(現代は「ワンワン」ですよね?)が、字面での表記は分かっても、実際にどのように音を出していたのか?というところまでは、なかなか伝わってこないと思います。

狂言では、実は「発音・発声」が親から子へ、子から孫へと口承・伝承として、そのまま伝わっていますので、タイムカプセルのようなものと、言うこともできると思います。(そう、シーラカンスみたいなもんです(笑)☜え?余計ワカラン???)


……と、まぁ大風呂敷を広げたところで!

大阪薪能の、狂言「梟」です。
当時の梟は、どのように鳴いていたのか?(当時の人々はどのようにフクロウの鳴き声を聞き、それを表現していたのか!?)思いをはせて頂けるものと存じます(笑)
☞実際のフクロウのオノマトペを聞きたい人は!大阪薪能へGo!!だべ。

そして、このオノマトペを研究されている方もいらっしゃいまして、『犬は「びよ」と鳴いていた―日本語は擬音語・擬態語が面白い』という本も出版されています。御興味があれば是非、御一読下さい。僕も大変面白く読みましたです。

はい。
ま、そんなんでね。狂言の楽しみ方もいろいろあります。
今回は「オノマトペ」、取り上げてみました。

そして!当法人提供のコンテンツ大蔵流狂言講座(講義コース、体験型講座コース、学校狂言)のお申込み、お問合せ、お待ちしています(*^^)
☞実施事例は、こことかこの記事コメント欄を御高覧下さいまし。

2015-08-04

【速報】やったね!!


過日の記事:うれしい知らせ。にて少し触れたことなのですが。
妹夫婦が

「第37回(2015年) 講談社絵本新人賞」

なるものを受賞する運びとなりました。
4日、公式サイトに正式に掲載・発表されていました(最終選考結果 新人賞1作品、佳作3作品が決定! 2015.8.4

や る な ぁ ! !

噂では、うちのムスメが主人公のモデルとか……。
そういや妻や母がせっせと写真を撮って送っていたように思います。僕も撮りためてた写真を提供したような記憶があります……。(中には超・衝撃的なヤツも。☜見た人は、鼻から茶を噴くに違いない。)

うーむ。果たして、どのような作品なのか、「ピカゴロウ」。
来年には、出版されるそうですので、お手にとって頂ければ幸甚です。
(また、お眼鏡に適いましたら、ぜひお求めいただければ……。)


いずれ、狂言の薫陶を受けた者による「狂言絵本」の製作も……(。-ω-。)ノ☆・゚:*:゚

お稽古_⑳ 小稽古:遊び疲れ…か。

まぁ、しゃーないっちゃ、しゃーない話なんですけども。

昼間、お日さんに当たって、じぃじと散々水遊びしたり、いろいろと汗を醸して、酸っぱいニオイになってる子らは。晩ご飯を食べて、「さぁ!お稽古!!」といわれても、もはや既に眠いんですね。(水浴は、子らにとっても熱中症対策の一環でもありますしなぁ……。☜水に浸けて、手っ取り早く冷やしてるわけで。)

「痿痢」は、どうにも「油断」がありました。
息子に「油断してたら、あかんぞ!」と言うと、「とーちゃん、ゆだんってなに?」って言われました(--;)
「慣れっこになって、心が空っぽになってるねん!だから、間違うねん。」(なんか、違うなぁ…。)と説明してみましたが、ふむふむ、頷いてましたけど、分かっとるんかいな(;^_^A

いや、ま、しかし。喫緊の課題は「居杭」ですよ。
今週中には安定的に9割の科白を覚え、言えることを目標とするならば、あまりヌルいこともやってられません。
相変わらず、昨日も何度も何度も、同じところで間違うし、覚えていることを、今の思い出しているうちに言おうと焦って、早口に大蔵流狂言の基礎:“二字め上がりの三段起こし”が等閑になっているし…。

月曜の小稽古では、ギリギリまで追い詰めてみましたが、やはり難しいようで。
変なうろ覚えの、崩れた「二字め上がりの…」をやるくらいなら、前の段階に立ち返って、「口写し」の教授をした方が合理的と判断しました(--;)

僕も「花子」の稽古のために自分の余力を温存しておきたいものなれど、致し方ござらぬ(-。-;)
きっと、我が師や先達らも通った道なのです。(ものごっつ!!むかっ腹は立ちますが!!!)

息子殿は、「勘所」をつかむセンスはたぶん僕よりよいと思うので、そんなに悲観はしてませんけども、なんだかんだ、僕自身の稽古を終えてみますと、22時前でした(--;)
大阪薪能の役付けが「梟」の弟役であることを、誠にありがたく感じた次第です。

これ以降は、ちょっと迷惑に感じる人もいそうなので、自粛です。
何にせよやり過ぎは、身体に毒です。

2015-08-03

お稽古_⑲ 大稽古:8割5分〜9割か。

八朔。
久しぶりに妻の実家から我が家に帰ってきた息子殿。ほぼ1週間ぶりの稽古となりました。
さてさて、「痿痢」の出来は……。うむ、上々であろうかと。いや、むしろ前の徳讃会よりか、レベルは上がっているように見受けられました。
15日あたりに、じぃじ・ばぁば、かぁさん、妹、従姉妹、叔母ちゃん(実はこの人は息子殿よりキャリアはある!)にも見てもらおうかな?緊張するシチュエーションで、ぜひやってみましょう(笑)

次いで「居杭」……ホント、微妙なんですなぁ。
僕の感覚では、もうちょっと、もう一息(8.5割〜9割は覚えてる)なんですけど……ガツンと叱った方が気合い入るんだろうか……。まだ立ち稽古には移行できないかなぁ……。
今回、初めてやるであろう型がいくつかあるし、後半は科白は少ないものの、ほとんど型なので、そこの案配が未知数(そこは、僕の経験不足と言うこともあろうか。ってか、自分の子ども持つの初めてやし!!)
とにかく、もう今週中には覚えきらなあきません。

さてさて、僕の「花子」ですが……。
いよいよと、立ち稽古に入りまして。
改めて「花子」の難しさを実感したと言いますか、なんや知りませんけど、妙なところがあちこち筋肉痛です。前半の稽古を付けてもらっただけなのになぁ。

そうそう、12日には大阪薪能もありますし(前売券、まだあります!)「梟」もちょっと思い出しておかないと……。
雨が降らないことを祈るばかりですが……(平日は普通に勤めている者としては順延は避けたいところです。)

装束は組んだので、あとは荷造りです。