Dr.:どや?最近……舞台の方は?と、お尋ねになるわけです。
僕:あ〜。ボチボチやってます。
Dr.:お子さんにも、教えてんのやろ?
僕:ええ。仕事帰りに稽古するんですけど、この間も泣かしてしまいまして……。
Dr.:なんや!泣かしたんかい???可哀想に、泣かしてまで稽古せなアカンのか?(笑)
僕:そうですねぇ。本番の舞台の上で泣くより良いですから。
Dr.:アンタもオヤジさんにやられたクチか?(笑)
僕:そらもう………(笑)
Dr.:まぁ、しゃーないな。 あんまり泣かしたりなや!わっはっはっはっ……と、笑いながら、手を洗って立ち去って行かれました。
えー。木曜日もムスメを泣くほど追い詰めてしまいましたが、何か?(笑)
このDr.氏は、元外科か救急のご出身で、端的で歯に衣着せぬ、核心をつく(容赦のない?)指摘をなさる先生なので、非常に好きなのですが、ホンマにね、“泣かしてまで稽古せなアカンのか”?というところは、いつも逡巡するところですよね。
しかし、
「あ〜、それでエエ、それでエエ(≧∀≦)」という、テキトーなヌルい感覚で教えた結果、さまざまな弊害を生んでしまったという事例も仄聞するところですから、教える限りにおいては迂闊なことはできないのです。
「それでヨロシ、ヨロシ。」
それに今回叱った理由というのは、
稽古中に、笑いながら注意散漫なのは良くない。ということであり、科白が覚えにくくて、時間がかかってしまうのは別の話です。
僕(父)に怒られ、泣きながら稽古場を去り、お風呂に入りながら母親に慰められ、にぃにから特別の講義を受けたらしいですが……(笑)
きっと、おとーちゃんの期待に応えられなかったのが、悲しいのだなぁ……。と、思いつつも、僕は気持ちを切り替えて、自分の稽古を……。
息子殿はね。
彼奴はもう、要領よくならはりまして(笑)
サクッと自分の稽古を済まして。
細かな修正はありますが、まぁまぁの出来です。
来年の徳讃会か地蔵盆では「鬼山伏狂言」をさせてみたいですね。(ただ、適格な相手がいない……か(;^_^A )
次の小稽古は、録画してみましょうかな?