2015-06-08

お稽古_② 大稽古:「んな」の音

さてさて。
実は6月4日〜6日まで、北海道へ出張公演へ行ってきたのですが、それはまたの機会に書くとして。

7日(日)の大稽古のことです。
既述の通り、狂言「居杭」(いぐい)は型も多いですし、舞台上でいろいろやることがあります。
まずはしっかりと科白を習得せねばなりません。
例によりまして、師匠の詞章(※ダジャレではありません。たぶん。)をそっくりそのまま、オウム返しに発声することから始まります。

今季からはムスメも“たいそうおけいこ”に参加することとなり、僕と息子殿、ムスメの全員が足袋を履いて舞台に上がり、軽く身体を動かすことから始まります。
そして、ムスメが稽古から外れると、息子殿と対面しての科白の伝授に入ります。

さて、狂言の科白には、以前にも触れたかも知れませんが、《前の言葉の語尾が「ん」で終わる場合に、次の言葉の先頭が変化する。》法則があります。
具体的には……(ってすぐに分かりやすい事例が出てこないな^^; ) 例えば「今、参る分は…」という語の並びでは「まいるぶ」+「は」が「まいるぶんな」と変化するわけです。

ただ、これが。別のフレーズですけども、息子殿に変な癖がついていまして。
某・お笑い芸人の、歌の物まねをしてた“調子”が残っていて、「大蔵流狂言の調子」ではないのですね(-_-)
どうしても、そちらに引きずられる感じなるわけです。

そして僕が「ショーモナイ、アホみたいな歌を歌って変な癖がついてしもうたな。」とボソッと呟いたことが気になって、悩んでるみたいでした。
8日(月)の朝も悩んでるようだったので、ちょっとずつ直していったらいい。まだ始まったばかりや。と申し伝えたのでした。

まだ若いですのでね、きっと改善されます(≧∀≦)

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