2015-06-15

ありがたき、仕合わせ。

個人的なことで恐縮なのですが、鍼灸の専門学校在籍時に御指導頂いたH先生から、6月12日にお電話を頂戴する機会を得ました。
在学中に先生から、(この時先生は、何度か千五郎家の狂言を御覧になったと仰っていましたが。)
「狂言に登場する人物の生き様が、現在を生きる我々の悩みを解決するヒントになったり、救いになったりするように思う。」
「今、パッと何かそういう話を思いつかんか?(笑)」 
というお話(要旨。たぶん、こんな感じだったように思います。)を、個人的に聞かせて頂いたことが非常に印象に残っていました。
当時若輩の僕には、狂言のテーマと現代人にも通底するような逸話を、サクッとかいつまんでお話しすることができなかったのですが(たぶん、今もすぐには^^; )、やはり僕の目指すべき狂言とは、この普遍性の追究であろう。と改めて決意するに至った会話だったように思います。

閑話休題。
この度、先生は再び専門学校にご赴任なされたとのことで、狂言と笑いと健康 をキーワードに、何か在校生と一般向けの講演をしてもらえないか。という打診でした。(別に雑誌見たからとはちゃうで。と、笑ってはりました。→医道の日本社「月刊 医道の日本3月号」に掲載されました。という記事も併せて御覧下さい。

頼まれごとは試されごとであり、不肖の教え子を長年にわたり、お気に掛けて下さっていたわけですから、引き受けないわけにはいきません!!

……が。
なんと、今年の10月18日(日)に御希望。ということで……。
その、1週間後10月25日(日)には、私儀、一世一代の!?大舞台とも言うべき、「花子」の披き(初演)を控えているのです。(第9回「狂言を楽しむ 徳讃会」 於:善竹能舞台)
誠に、断腸の思いでありましたが、この度はお断りを申し上げることに致しました。
本当に申し訳ありませんでした。

「花子」精一杯、勤めたいと思います。

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