2016-06-06

お稽古_④・⑤ 小稽古:驚異のリカバリ(☆☆☆★)

前回の反省(指導者側)を踏まえ

足袋を履いて、体操お稽古(準備体操)を経て、稽古に臨むという“ルーティン”を省略してたため、スイッチが入らないのでは!?と思い立ったので、この度はいつも通りに。

実際に始めてみますと!(°□°;)
しこたま叱った次の日の金曜日は、「あれ?こんなに覚えとったかな???」というぐらい、スラスラと……。見違えました。(妖怪ウォッチも見ずに稽古しましたし。)
なので、こちらも発声の音の正確さに重点を置いて、稽古を進めることが出来ました。
稽古に臨む姿勢も、意欲的?(まぁ、当たり前な話なんですが 笑)だったように思います。

まぁしかし、こうして素直に稽古に応じてくれるのも、今のうちかと思うと………少々、気が重くなりますなぁ。
いずれ心底、嫌ンなるときが来ると思うのです。

(僕が中高生頃だったでしょうか。)ある狂言方が、テレビの中で「狂言が大好きで、大好きで、一度も嫌に思った事なんてありません。」みたいなことを仰ってましてね。何かしら違和感を覚えつつ意見には個人差がありますも、僕は「やっぱりテレビに出はる人は、ちゃうんかなぁ。」と、思ったものでした。

それが、喉に小骨が刺さったようにずーっと引っ掛かってましたが、後に大学ではいろいろ学びましたけれども、その狂言方の言辞というは、逆に言えば、それは自分のやってることを客観視する機会を失っているのではないかなぁ……とも思うようになりました。
☞ま、テレビ視聴者向けの発言だったのかも知れませんしネ(笑)
例によって意見には個人差があります(;^_^A 

ま、そんなわけで。息子殿が、斯業に嫌気が差すというのは決して悪くないことだと、前向きに!捉えていこう!!ではないか!?orz
☞かく言う僕も、本腰を入れ始めたのは……(;^_^A 

ま。それはともかく土曜日。

金曜の小稽古で驚異のリカバリを見せた息子殿。今までの反復ではなく、じゃあ初めから一人で言うてみ?と促してみますと……おお!できるやん(゜o゜;
☞初めの語の手助けがいる場合もありますが。

さらに発声のお稽古の発展系に移行です。
狂言「居杭」では登場人物同士の言葉が折り重なってくる場面が多くあります。登場人物・居杭「内心」を表す科白が多用されるわけですが、「亭主」のある型を起点にして、あるいは「算置(さんのき)」の科白を起点にし、居杭が型をしたり、科白を言ったりします。
相手方との「対話」として科白であれば、相手の科白に応じていれば話が進むのですが、「居杭」では、居杭自身がタイミングを計って独自で動くことになります。
またさらに、この居杭自身の科白や型を起点にして、亭主と算置が動くこともあり、居杭役は、自分だけの科白だけでなく、相手方の科白や型も心得ておく必要があるわけです。
☞居杭役も、実は大変です。

そのあたりを想定した稽古ですね。息子殿が科白を言っているときにも、僕は亭主と算置の科白を容赦なく被せていきます。イメージ的には、より立体的に層になって構造化されていくような感じです。

日曜日。

とーちゃんは朝、布団の中で、金曜日の怒りにまかせて、「覚えるまで、毎日稽古じゃ!!」と言ったことを少々後悔してました(笑)
毎日!と言った手前、もしかして日曜日も!?(--;)

まぁほぼ、ほぼ覚えてましたのでね。あと2、3回科白の稽古をこなせば、おそらく立ち稽古にたえるだけの状態に仕上がるような気がします。
そんなわけで。日曜日は、お稽古、お休みにしました('-'*)

夕方からは、あくあぴあ芥川(高槻市立自然博物館)主催のヒメボタルの観察会にも、運良く当選してましたので参加してきました(*゜∀゜*)
先日訪れた、大阪市立自然史博物館で時々蜂の研究されてる方(サラリーマンと二足の草鞋なんですって!!←妙に親近感(^-^*))が、ワークショップして下さいました。
☞息子殿と、こないだ行ったとこ(博物館)やん!!って言ってました。

とーちゃんの、今週の目標は第9回徳讃会の「居杭」をDVDに焼くこと(HDDの容量が足らず、頓挫中)と、あれ!算置の算木(稽古用)を出してくることです。居杭頭巾(稽古用)は既に頭の鉢に合わせていつでも使えるようにはなっていますけども……。



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