2016-06-13

【趣味】MTB:MuddyFoxレストア(★★★★)

ARAYA製Muddy Foxシリーズ
我が愛車。御存じ、MounTain Bike(MTB:マウンテンバイク)です。^(ノ゚ー゚)ノ☆パチパチ☆ヾ(゚ー゚ヾ)^

ちょうど、僕が中学2年か3年の頃、師父なる人に泣きを入れて買ってもらった逸品です。
確か、主要5科目(国数英理社)の平均点が85点以上を取ることが、要件だったように思います。(で、これがなかなかに取れませんでネ^^; 平均84.5??点ぐらいだったと思いますが、数年越しで、これで父と交渉しました^^; )
当時でも定価で10万円近くしたのではないでしょうか。
☞【追記】えー。たかが平均85点が?って侮る勿れ。個人的な話をすれば、だいたい定期考査の前後って舞台の出演が多かったんですよね。そういうハンデを背負ってたって事を加味して御笑覧下さい。

当時、ボロボロの20インチほどの子ども用自転車を自ら改造して、ブルホーンハンドルの様にして長らく乗ってましたから、My自転車を持つことが悲願でした。ロードバイクのように車輪が外れるのだけれども、タイヤが細くないという自転車ってないのかな?と思っていたところ、たまたま大阪天満の自転車屋に立ち寄ったときに、すべてそれに適合する、MTBという自転車を見つけたときは衝撃でした。(ちょうど、MTBが世に知られ出した頃です。)
僕の乗る自転車はこれしかない!!
とまで、思ったものです。
MTBを入手して以来、中学では塾通い、高校通学(駅まで)、大学(駅まで)、専門学校時代(勤め先の接骨院から学校まで)と約10年ぐらいの長きにわたって、僕の足となってくれました。なので、元は取れてます。きっと(笑)
そしてこの度、購入時から25年以上の時を経て、復活させようかと。

フレームはクロモリ鋼製です。またフレーム同士の接合は飛行機の機体溶接にも使われる方法TIG溶接だっけ?目標平均点に惜しくも届かないことが多く、当時カタログを穴のあくほど精読したものです。)が用いられていますので、剛性はおそらく今でも問題ありません。
ところどころ塗装が剥離して錆が出ていますが、これは表面的なものです。

今回の目的は、タイヤチューブ、タイヤ、ブレーキ制動機系の換装。
特に、「動いて止まる」部品を新調・機能強化しようかと。
はい。こんな風にクイックレバーの操作だけでボロンとタイヤは取れてしまいます。

外したついでに、ギア部分(スプロケット)あたりにKURE5-56を吹付けまして、こびりついているヨゴレをちまちま溶かし……。
☞KURE5-56は石油系溶剤が含まれてます。
☞なので、ゴムとか溶けますよ!(要注意!!)

ちなみに、洗浄には♫油汚れに〜ジョイ!!がいいですね。
個人的に、愛用してます(笑)
☞原油流出事故などで、油にまみれた海鳥を洗うのに、台所用洗剤を使うそうですから、たぶん綺麗になります!!
タイヤも劣化してひび割れ、変な粘着変性が起こってましたし、中のチューブもヘタってます。
そして、リムテープも引き出したときに千切れてしまいました(想定内)
ぜーんぶ丸洗いして干してます。
その間にブレーキ系を取り外します。
ここで、問題発生(>_<)
ブレーキレバー、ハンドルのグリップ外して、抜なアカン事に気付く(−−;) 

ぐは!
……って事は、たぶんグリップ切り裂かなアカンので、ハンドルグリップも買い直し!?orz
はい。こんなん、なりました。変速機のレバーはそのままです。ハンドルバーむき出し(>_<)
☞この後、ノギスでバーの太さを測って、適合するグリップを買い足しました。
今回、カンティブレーキからVブレーキに換装することで、制動力の向上を目指します(ってか、利き過ぎてしまうみたいだけど。)

あ!実は、高校の頃にフロントフォークをサスペンションフォークに換装してるんですよね。
こっち、後輪ブレーキ側。
これ、Vブレーキ。
フレームの台座にグリース塗ったくって、Vブレーキを六角レンチで取り付けて終わり。実に簡単。
前輪の方も。
で、リムも乾いたので……
リムテープをはめーの。
チューブを用意しーの。

ホントは米式バルブチューブにしたかった(自動車のタイヤとかと同じ。)んだけど、リムの穴の径が仏式バルブしか合わないので……。

だいたい、日本のほとんどの自転車の空気バルブは英式です……が。英式は好かんです。すぐ空気抜けるし。虫ゴムって個人的に憎んでます。)
でも、英式に対応したリムは米式バルブのチューブに換装可です。ご参考までに。
山に行くこともないだろうから、街乗り用のスリックタイヤにしようかと思いましたが、気分でこちらに。

ちょっとだけボコボコしてます。(あんまりボコボコしてると高速走行中ウルサイんよ。)
そうそう。
取り外したブレーキの、ブレーキシュー見てみましたが、経年劣化で芯まで割れてましたわ(−−;) 

取り替えて良かった^^;
余談ですけど、ブレーキワイヤー通して切断するのに、ワイヤーカッターは使いませんでした。

良く切れるニッパーが欲しかったので、このついでに買いました。それなら、ブレーキのアウターも中を通ってるワイヤーもパチン!ペチン!!と切れます。
☞インナーワイヤーを入れたままアウターを切断しないようにね!(笑)

なんやかやと、調整に手間取りましたけど、Vブレーキのセッティングも終了。予定工程終わりました。
乗れそうです(≧∀≦)
が!しかし!!
ハンドルグリップを換装する過程で、ギアシフトレバーを若干動かす必要があったため、ずらしたことにより、変速がうまく行かないようになりました。

どんだけ調整してもダメです(--;)
たぶん、チェーンが伸びてるんでしょう。

仕方ないので、チェーンも替えます(-_-#)

ところが!!チェーン外したところ、ボトムブラケットのシャフトがガタガタ、グラグラしてますΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
まぢか!?
えー。コッタレス抜きという工具を、何故か師父なる人が持っていましてね。これを使いまして、フロントギアとクランクを打っこ抜きました。
☞これが、えっらく固着してましてね。ものすげー苦労した。

言ってみれば、ここ(ボトムブラケット:BB)“ラピュタの中枢”です。ホントはここは触りたくなかったです。
だって、カップ&コーン式のBBは、フレームに特殊なパーツで取り付けられています。
これまた特殊な工具で取り外しますが、こうも年数が経つと、固着が進みなかなか取れないというのが定説だそうです。

■BB(カップ&コーン)を外そう♪
(工具魂さん、参考にさせていただきました。ありがとうございます。)
カップアンドコーン型ボトムブラケットの整備
(TAKAよろず研究所さん、ありがとうございました。)

その、ラピュタの中枢、左側です。もうね、散々ビビらされてしまったので、とりあえずはKURE5-56を吹付けて、一晩寝かすことにします。
ところがどっこいΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
ロックリング回し(フックレンチ)という特殊な工具を引っ掛けましてね(上のリンク先を参照して下さい。)
恐る恐る、金槌でレンチをこんこん、こん!とレンチの尻を叩いてみますと!!(別に叩く必要もなかった。)

スカッと拍子抜けするぐらい簡単にまぁ!!Σ( ̄□ ̄;)
ロックリングが回って外れてくれまして(;^_^A

後はスイスイと作業も進み。
外れましたよ、全部。
右上の円い物体に球体が9つはめ込まれたのが、本来のリテーナーの姿です。
そのリテーナーの右側に鉄片がありますけど、これ、壊れたリテーナーの一部(関節鼠:仮称)です。
えー、ラピュタの中枢、丸見えです。こっちは左ワン側ですね。
後で出てきますけど、破断したリテーナーが、シャフトを囓ってたらしく、摩耗した金属屑とグリスの混合したものが黒く付着しております。

はい。そんな時は、KURE5-56でスプレーしながら洗い流すように……。
これが、破断したリテーナーです。ベアリングの玉を固定してくれてるわけですな。

破断したところが関節ねずみのように、ボトムブラケット内を動いて削っていたのでしょう。
取り出した直後は、リサイクルする気満々でしたので、例によって洗ってみました……が(._.)

御覧のように、削れた金属が沈殿してます。砂金だったら良かったのにね。
シャフト、破断リテーナー側です。銀色でつややかに光ってるのは、削れてるからです。
付け根の部分は、指で触っても陥凹を触知できるほど削れてました(._.)
ぱっと見、梨子地みたいです。

関節ねずみが囓ったんだよ!!(*`Д´*)
こっち、反対側。
右がガタガタ固定されずブレるので、左側もリテーナーの球がごつごつと衝突したのでしょう。
ホントにネズミに囓られたみたいにボコボコしてます。

くそー(>_<)
これでは、グリース塗ったくって、破断したリテーナー換装して終了ってなんないじゃん!!シャフトも替えないと!!!
ってか、パーツってまだ売ってんの???
☞どうやら、もう製造はしてないみたいです。
この、1.37×24Tというのが、フレームの統一規格の一つだそうです。

いろいろ検討した結果、シャフトが入手困難であろうと容易に想像できることから、シャフトやリテーナーが分離してる古い構造のカップ&コーン方式のBB(Bottom Bracket)ではなく、カートリッジタイプのBBにバージョンアップすることにします。

ぐはー。また、工具買い足さないと(..)

ノギスでBBのシャフトの長さを計測すると、122mmほど
カートリッジタイプのBBで、右ワンも左ワン共に金属製の物は、ほぼ1択しかなくて。こちら☞シマノ製のBB(BB-UN55 122mm)を購入。
Amazonでも、サイズによっては価格を変えて別で売ってる感じですが、こちらは他よりも安かったです。あと、クランクの固定ネジも付属してましたよ?

カートリッジタイプは、パックになってるのでマルッと全部がセッティングされるわけでゴザル。中が見えんので、ホンマにブラックボックスよね。1万回転後に起爆するとかなっててもワカランよな。

さて。
☜これ(BB-UN55)を、ラピュタの中枢に組み入れ、ギアとクランク、チェーンをセッティングすれば、問題なく走るようになるはず……。

もう一息!!
………なのか!?

ちなみに、カートリッジタイプのBBをフレームにねじ込むためのパーツは、これでござる。

ただ、これに合うスパナがあるかどうか!?
それが問題だぬ(/--)/


【追記】レストア第2弾
シフトケーブルの換装については、こちら。




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