2015-07-10

お稽古_⑬ 小稽古:また、いつもの「やる気ナシ」状態。

だんだんと発声にも慣れてきたので(時折変なイントネーションが混じるのが気になりますけど)、次のステップは、徐々に反復するフレーズを長くして、「覚える」段階に入っていかねばなりません。

“二字め上がりの三段起こし”という大蔵流狂言の大原則に則ると、だいたい1センテンスで完結する(させる)わけですが、目下は2センテンス程度を反復するというパターンに入っています。
つまり、“二字め上がりの三段起こし”のブロックが2つつながるような感じになります。だいたい、うちの書物の1行から1.5行ぐらい(長くて2行分ぐらい)が相当します。

しかしまぁ、長くなると1センテンス目の冒頭の言葉が分からなくなるわけですね。それはよくわかります。限界はあります。が、そこで妥協していては、この先ずーっとできないことでしょう。
ふと、そういや大学でワーキングメモリって概念をならったなぁ…。というのを思い出すわけですが、息子殿の場合、不思議なことに特定の語彙にだけ、想起しにくいという特徴があるように見受けられます。

初めの一語だけ、再び教えると残りは全部言えたり、これはどういう原理なのでしょうか(笑)
音の並びとして覚えているのか、語彙として意味を解しながら覚え始めているのか、どっちなんでしょうね。

ただ、必ず叱咤される過程を経なければ、本腰を入れてやろう!とはならないんでしょうか。
今回は難易度が多少上がったこともあるのでしょう。あるところで、頑として科白の反復を拒絶するようになりました。(黙ったままずーっと座っています。)
まぁ、あの根性の据わっているところは評価に値しますが、本当に、何としてもやろうとしません(--;) 

師匠が「○○せよ。」と言っているのに、それをしない。一切受け付けない。ってどういうことなんでしょう。長文が嫌なのかとも思い、短いセンテンスに切り替えてもやる気ナシ。ずーっと黙りこくっています。
それが許されると思っているなら、これはちょっと問題ですが、どうしようもありません。

中止して、翌日に稽古を延期することもいったん考えました。ただ、
「沈黙を守る」→「稽古を中断できる」
という学習をされても困るわけです。あくまでも主導権は僕が掌握せねばなりません。

仕方なく先に僕自身の稽古をしまして。一通り終えた後でも、まだ「やらない構え」でしたので、「明日やるから、そのつもりで。」
ということにしました。ヤレヤレ┐('~`;)┌ 

結局、金曜日晩も小稽古しますよヽ(´ー`)ノ 

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