2016-04-12

お稽古_㉟ 小稽古:家業の継承のない家庭は、どうしてるんでしょうか?

世上では、39歳の父親が2人の子どもを衣装ケースに閉じ込め、2歳の男児の方が低酸素脳症にて死亡(いわゆる窒息死)とかいう事件がありましたが。
☞3歳のお姉ちゃんの方は、大丈夫だったんでしょうか。
☞しかしまぁ、なんでそうなるんだろうか?

39歳。僕と大して変わらないですよねぇ(--;)
大事な跡継ぎを、死に至らしめるまで折檻(虐待)を加えるというのが、まず考えられないですけれども……。
なんか、ともすれば伝統芸能を受け継ぐ家は、親が子どもをど突いて、シバいて、厳しく鍛え上げる……的なイメージがあるようなんですが、拙家では我が師父の頃から、最早、稽古では体罰を加えない。という方針に変革されていますので。このへんの記事を御参照のこと)

そう言えば、月曜も息子殿を泣かせてしまいました。
以前から指摘して、直すよう言っていることが全くできていなくて(そもそも、稽古に真剣みがなくて。)しかし、その型だけをやれば良いという訳ではなく、一連の型の流れの中で、“そんな風になったらあかん!直せ!!”という状態なので、そこだけピンポイントでやり直し。という訳にはいかんのです。

で。
一連の流れに沿って、遡ってやり直し!!という事になるわけですが……。どうやら、それでは稽古が長引くのでお気に召さないわけですな!!
頑として受け付けなくなるので……。ここからはネゴシエーションですわ(-_-)  どちらが折れるか。
☞しかし、とーちゃんは負けるわけにはいかないし、負けるつもりもない。

ここで、やっちゃう人は、頭にきて折檻(体罰)してしまうんだろうか……?

この度、僕が採った作戦は、
1.このまま稽古に臨まず、習得できないようなら、稽古日を増やします。
2.稽古日が増えた結果、妖怪ウォッチ(笑)が見られなくなっても、一切関知しません。
3.もちろん、アニメにうつつを抜かし、稽古がおろそかになっているのならば、録画もすべて抹消し、今後も録画しません。
それらを踏まえて、今、お稽古するのかしないのか、決めたまえ!
-`).。oO(嗚呼。なんてダーティーなオトナのやり口なんでしょう!

と言って、舞台の電気を全部消して僕は退出しました。
おけいこしーまー!!やーりーーす!!(号泣)
と息子殿が大泣きしながら、僕の所へやってきて言いましたが、
そこは「お稽古、お願いします!」とちゃうんか? (叱)
-`).。oO(嗚呼。なんてダーティーなオトナのやり口なんでしょう!
と、まぁね。お願いさせまして。
その後はものすごく集中力が高かったですねぇ。

次は、稽古を録画してやろうかと思いました。
それで、僕が何に注目して、何を指摘してるのかが、より具体的に分かるようになるでしょう。
終わりに、久しぶりに「今日は何が良くできた?」と尋ねてみましたが、困ったように黙ってました。「怒られた後の集中力は、大変良かった。気合いが入ってた!」と、褒めておいたんですが……(;^_^A


そして……そろそろ、息子殿も気付くはずです。
あれっ?みんなのおうちでは、おぶたいやってへんの???Σ( ̄□ ̄;)
もしかして、やんなくてよいもんなん!? 
って、事に(笑)
自分の家では、幼い頃から狂言をやってる(やらされてる)ので、お友達の家でもやってると思うようです。
しかし、そうではない…らしい(°□°;)
と、わかって(バレて)しまうのです。
これを僕は、《狂言方あるある》の一つに、勝手ながら認定したいと思います。
☞僕もそうでしたし(;^_^A 

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