2016-05-06

5月3日は、装束組みの日です。

連休中といえど、早々休んでもいられないのですよね。

今回の徳讃会は、「口真似」以外の2曲(蚊相撲・膏薬煉)は、何かしら奉書紙を加工した「小道具」を用いる演目ですので、それらも準備する必要があります。

蔵の中で、過去の装束組みの事例(記録がアルバムで残ってます。)を比較検討、参考にしつつ、装束組のイメージを掴んでいきますが……。

面白かったのは、
「えーっと、蚊相撲蚊相撲……。」とインデックスファイル(じいさまの構築!笑)を検索していると、
「お。蚊相撲、あったやんけ。」

「えーと次に……口真似口真似…。」
「ありゃ?この時も(蚊相撲と)同じ日に、口真似してるやん!」(つまり、同一のアルバムに載ってる)

「それからぁ……。えー、膏薬煉っと……」
「おおッ!?…あははは(笑)これも同じ日にやっとるやん!!」
(膏薬煉も、同じアルバムに載ってた)

と、いうね(爆)
いやぁー、血が繋がってますから、傾向が似るんですかねぇ!!(゜o゜;
そんなわけで、蔵の中で独りで笑ってしまいました。
☞その後、師父なる人も合流して一緒に。

師父なる人の意向(イメージ)を承る必要があるパートが済んだ所で、昼食で中断。

また午後からは1人でもできることを……。
そして、写真のごとく「演目」ごと、「役」ごとに分かりやすく整理し、鏡の間の装束棚に並べたのであります。
☞このあと、装束棚全体に覆いを掛けます。

今回、蚊相撲の「蚊の精」は、こういう赤褐色の水衣を用いることになりました。

…と、なると?
そう。アカイエカですね(。-∀-) ニヒ♪
そういう所に、なんか秘やかな愉悦を覚える次第です。

そして。
師父なる人が、
「よっしゃ。蚊のクチバシ出してきたか。ほな、それの抜き方教えたるわ。」
「これをやな、こうして…こうやってや、ナ……。あっ!!」
と、やって見せて下すったわけですが……。
にゃんと、クチバシ壊れましたデ(>_<。。。
師曰わく、
「あら?壊れてしもたな。本番はこうならんように、気ィ付けてな!」
「古いのは劣化しとるみたいやし、新しい、エエのを作っといたらええわ。」
ははーん。巧いこと仰いますのぅ。
新しいのを作るのは、やぶさかではありませんし、結構好きな方なのですが、僕の仕事が増えたのは確かでござるなりよ……orz

さてさて。どうしたモノか……。

思案しつつ、予備のクチバシのまとめて入っているケースを見ていますと!

あ  り  ま  し  た !!
じぃ様。
ありがとう。

この型紙のお陰で、僕は無駄な試行錯誤をすることなく、貴重な奉書紙を無駄にすることもなく、エレガントに工作に取り掛かることができます。
☞加工する紙のサイズ、取付けパーツとの取付け角、簡単なtipsのメモが、この型紙に記されていました(>_<。。。 

週末は、息子殿に装束着せてのリハーサルと、工作だじぇ!!(`・ω・´)キリッ



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