2016-07-11

お稽古_⑰ 大稽古:いよいよですなぁ。(☆☆☆★)

土曜日。

今回は、装束組みにまつわる話でも。

いつもの通り、舞台の掃除を行いまして。
だいたい、僕の方の目処がつきそうなところで、息子殿に稽古着への着替えを促すわけですね。当然に、サッサとやりませんから、ウダウダとやる時間分も見越して。
そして、彼奴が今見ているテレビのキリの良いところで声を掛けるわけです。
☞これが意外と大事でして(°□°;)
☞無駄にこちらがイラッとしない秘訣でもあります(。-∀-) ニヒ

大稽古時は浴衣と袴を着けますが、まだそれは無理なので、用を足して、浴衣になる前の下着に着替えて準備をさせます。これは、本番に向けたトレーニングでもあるわけですナ。

小稽古は、Tシャツに長ズボンの出で立ちです。もっとも、居杭頭巾を懐中しないといけないので、Tシャツの上に汗取りを着て、帯で締めます。
☞空手の道着を着ているような感じですね。

大稽古では、浴衣と袴を着けることで、袖の袂がある感覚、袴のある感覚に慣れさせているわけです。

子方(こかた:子役)の装束合わせも、実は意外と大変でしてナ(^^ゞ
子どもの成長って早いです。普段着の洋服でも、「…あれ?サイズが合わない!?マジで!?」ということはあろうかと思います。

基本的に装束というのは大きめに作ってあります。
それを「肩揚げ」あるいは「腰揚げ」という作業を経て、サイズを合わせていくわけです。
☞「狂言を楽しむ 徳讃会」でも、リハーサルと事前に装束合わせ(フィッティング)というのは必ずやってます。

今回、東京の善竹狂言会の御装束も、十郎家の大二郎氏と実に綿密な(!)打合せをしまして(−◇ー;)!!
☞裏の、実務者レベルの折衝?です(笑)
☞ホント、写メって便利です。いい時代になりました。一目瞭然!

善竹狂言会の当日に、上述の肩揚げとか腰揚げというフィッティング作業をすると、やはり疲れるのではないか。それに、特に息子殿は小柄な方です。
☞疲労は、子方のパフォーマンスを左右する重要なファクターなのです。

そして、その作業時間を十分に取ることが出来ないのではないか?
☞装束を着せて、まち針をうち、縫い留める時間が要りますし、素早く巧く縫う自信が……僕にはなくて(^^ゞ
☞前日入りするぐらいの勢いが要ります(笑)

と、いうこともありまして……。
子方の装束は、当法人より持参することになっています。
また、肌に直接触れる御道具は、演者の汗が付きますので、基本的には拙家では持参する方針です。
☞主催者のご用意下さった御装束を傷めないためでもあります。

加えて。息子殿は「小柄だ」と申しましたが……小柄ですと、やはり手も小さいんですよね……。つまり、どういうことかと言うとですね。「掴める算木の量が、変わる。」って事なんですねぇ!!
☞狂言「居杭」ご覧になったことない方は、想像しにくいでしょうが……。
☞そんな方は、7月17日(日)の善竹狂言会@国立能楽堂へ、Let's Go!!

当法人にも二組み、算木のセットがありますけども、片方はビミョーに太いんですよね(^^ゞ
……なので、これも、細い方の使い慣れたものを持参……と(゜o゜;

あと、僕の「猿聟」立衆の御装束一式を持ってくるよう、仰せつかってるので、これも持参……と。
忘れ物のないようにリストアップしますと、意外と細々した御道具?が多くて(笑)
おおお〜。A4ぺら一分のリストにはなりましたかΣ( ̄。 ̄ノ)ノ

土日と掛けて、折を見て一通りパッケージングしてみましたが、何とか、いつものリモワちゃんに入りました(;^_^A
☞一部は、師父なる人にも持ってもらいますが……。

さて。
今週いっぱい掛けて、忘れ物がないか、もう何度かチェックをしてみますかなぁー。
ま、こんな風に拙家ではやっとりますd(^-^)
☞パッケージ中、「糸針」(能楽師仕様のソーイングセット)をリストアップするの忘れてるのに気付きました(用意はしてあったですが。)



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