お陰様で、無事に東京での「居杭」公演、無事に勤めることができました。
誠にありがとうございましたm(__)m
16日(前日)。
荷造りを終えて、のんびりしていると、妻から「今回の東京行き、行程表を作ってあげてよ。」というリクエストがあり、Macで作ろうとしたわけです。なにぶん子連れということで、相当な?ロスタイムが生じるであろうという想定の下、乗り継ぎには結構な時間を割いています(事実、緊張のためか、トイレ休憩頻回でした。)
乗り継ぎの時間を多めにとって、調整時間を含めた旅程って、パソコン版(ブラウザで調べる場合)では、作成できないんですよね!?たぶん。
☞Yahoo!で調べましたが、最適化された発車時刻の乗換え電車が自動的に選択されてしまうのです。
なので、苦肉の策としてiPhoneアプリ版(次に乗換える電車の発車時刻を任意に選べる。)乗換案内にて、スクリーンショットを撮りました(;^_^A
そのスクショをWordの段組み、A4横向きで並べて表示しようとしたけれども、画像配置にあたって、何か自動的に変な挙動するのな!Office系のソフトって!!(*`Д´*)
袋綴じ印刷の設定でようやく、マシな感じに(--;)
行程表を印刷して息子殿に進呈すると、「居杭の伝」のシール帳に貼り付けてましたわ。
今回の日帰りの旅程。息子殿を疲れさせないギリギリのポイントを狙って、楽屋入りを目指した設定です。(でないと、前ノリで東京入りしないと(;^_^A )
はい。本番当日(17日)です。
いがぐり頭氏(改メ、バラがバラバラ氏)は、いつもより2時間ほど早起きして、起き抜けに割と荒い運転のタクシーに乗ったせいか、ガッツリと車酔いしまして。そのまま、高槻から京都まで快速電車に乗ったものの、快速電車車中でリバースするという……ね(--;)
☞乗り合わせた皆々さま、済みませんでしたm(__)m
果たして、無事に着けるのか!?無事着いたとして十分な余力は残せているのか???とヒヤヒヤでした。
新幹線の車中は、この様に母親の膝枕でお休み中です。
たまたま、16日の晩に江戸善竹の大二郎氏から電話を頂いたので、その流れで国立能楽堂の「応接室」を確保して頂けたのは良かったです。ソファーでゴロンとしてたみたいです。
楽屋入りしますと。
遅刻気味の僕は慌ただしく、すぐに「猿聟」の申合せに臨みまして。
☞シテの大二郎氏、忠一郎師はじめ、御囃子の先生方、共演の再従兄弟には大変申し訳なかったですm(__)m
その後、息子殿に「橋掛りの長さ」「舞台の広さ」「一之松の位置」「舞台の滑り具合」など、ポイントとなる場所を、師父なる人共に逐次確認させまして(;^_^A
で、持参した道具・装束などをすぐ使えるよう、組んで、装束棚に準備しておくわけですが……。その間に、我が師父なる人は、チョイチョイ些末な用事を放り込んで来るわけですな(笑)
それと並行して息子殿のケアと、付き添いの妻にその指示などを出しつつ、各方面にはごあいさつなどを……(--;)
☞いやぁ……とーちゃん、いつもより働いてるゾ!?
本番は。
国立能楽堂は600席強あり、そのほとんどの席が埋まってるという感じでしてね。
☞毎年そうですけど、十郎家の底力はスゴいです。善竹能舞台の10倍の数の客席を、僕は埋める自信がありません。(;^_^A
いやぁー。
居杭の亭主役の僕は、同幕で出て笛柱際に座付き、場面は違えど、居杭の名乗り・道行きの科白が聞こえているわけですが、息子殿の声の緊張も見所(けんしょ:客席)の温かい反応(朗らかな笑い)で、徐々にほぐれていく様子が感じられました。
途中。
少しヒヤッとするところもありましたが、師父なる人も僕も、同じ舞台上で「透明人間」になってる息子殿を助けることはできません(--;)
精々いつも通り、こちらが狼狽えることなく、間を保って安定して演じ続けることが、せめてもの援護射撃でしょうか(笑)
何かインシデント(あるいはアクシデント)があったとしても、自らリカバリーするよう、可能な限り、僕もそういう状況を想定して、落ち着いて対処することを教えておきましたけれども、いくつかはそれも奏功したようです(・_*)キラーン!
そうそう、お後見は大二郎おじちゃんだから、後ろで見守ってくれてるよ!安心したらいいからね!!と言うたのも良かったでしょうかね(笑)
息子殿の演じやすいよう差配してくださった、主催の十郎師には、この場を借りてあつく御礼申し上げたいと思います。
また、幕が上がる直前まで、大藏教義氏が息子殿をリラックスさせるために、カブト虫のハナシをしてくれてたそうです(笑)
そういうのも良かったのかなぁ!
いろいろと支えて頂きまして、無事に「居杭」を勤めることができました(o´∀`o)
帰りは、少しだけ気楽でした(笑)
さてさて。
今秋10月8日(土)に、大二郎氏主宰の公演会「善之会」が発足します。師父なる人、僕、息子殿はまたまた親子共々「業平餅」のお役を頂いております(十郎家と長德家のタッグです。)が、花を添えられるよう、また今回の東京行きの反省点を活かして、よりスマートに、負担の少ないように努めたいです。さぁて。今週末ぐらいからは、さっそく来月の小舞と善之会と秋の徳讃会の稽古を始めますかー!?>息子殿。
☞エンドレスだぬ。
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