2013-06-18

大蔵流狂言をはじめること

僕は4歳の時に初舞台を踏んだのですが、その年の頃の子どもにどうやって教えていくか。というと、そっくりそのまま、親(師匠)の真似をさせる所から始めるわけですね。
それこそ、正座の座り方から、挨拶の方法なども含めて一連の動作を。
また、よそのお家はどうかはわかりませんが、我が家では特に絶対的な原則として、子の祖父に当たる人物は教授しないことになっています。
芸事に責任を持つのは、必ず父に当たる人物なのです。

また稽古というのは、4歳の子は当然に文字など読めないので、師匠が発声した内容を、聞いたそのままを自分で反復して発声する。という作業を延々とくり返します。おうむ返しというと解りやすいでしょうか。口写しなどとも言ったりしますけど。そうやって覚えていきます。実に根気のいる作業だなぁ……と思います(教える側が…。)

さて釣狐。
ここに来て再び、あの幼少の頃のスタンスでやり直しです。狐独特の声音(調子)、突然の転調は、今まで培ってきたものとは異質な感じです。(型はどうなんでしょう。まだ解りませんが。)
「卒論」というやつで、いったん崩して再構築させるわけですね。
なるほど…。狂言方育成メソッド、先達の知恵ですね。

先達の意図?も汲んで、臨んでみたいと思います。(ンなもん、あらへんわい!何、ゴチャゴチャ書いとんねん!って怒られそうだけど…。 笑)

0 件のコメント:

コメントを投稿

まいど!コメント、待ってます!!
(承認制になっていますので、反映には時間がかかる場合があります。)