2015-02-15

【あなたも作れる!】大蔵流的「案山子(かがし)」の作り方(※2/19 加筆修正済み)

えー。どうやら、四 十 肩 の お 年 頃 ♡でございます。
改めまして、こんにちは。紺屋の白袴、医者の不養生、河童の川流れ、右肩が不調の鍼灸師(もとい、狂言方)です。

いやぁ…ほんと、去年に棒縛やっといて良かったですよね!?^^;

さて今日は、「誰でも簡単・お手軽!案山子の作り方!!」の御紹介です。
ブログの最後に必要な材料を詳しくまとめていますので、メモのご用意を……。

【打ち杖を作る】
①それではまず、杖竹と綱を使って「打ち杖」をこしらえることにします。
 ②ぐるぐると綱を巻いていきます。これは、稽古用ですので綿の綱ですが、本番では絹の物を用います。あまりキツくても、緩くてもダメです。
③最後に輪になった部分に綱の残りを通して、杖竹に綱を持ち手の部分ができました。
 ④余った綱はこのようにまとめておきます。
【案山子頭部パーツ構成】
①梨子打烏帽子、羯鼓、嘯吹面を使います。
※下ごしらえ
烏帽子紐、面紐はあらかじめ、所定の部位に通しておいてください。
羯鼓に、烏帽子を取り付けます。ちょっとしたtips(口伝)がありますが、これは「口伝」なので、秘密です(笑)
羯鼓に、烏帽子を取り付ける途中で嘯吹面を取り付けます。
④バランス良く調えて完成です。

※便宜上「羯鼓」と表記していましたが、写真の物は“稽古用”ですので、厳密には、正しい「羯鼓」ではありません。
☞越後獅子などが身に着ける「前太鼓」を改造した物です。誤解を招く記載であったことをここにお詫びすると共に、訂正いたします。第8回徳讃会「瓜盗人」の本番では勿論、正規の羯鼓を用います。
 【案山子の胴体を作る】
①打ち杖と頭部が完成しましたら、水衣に写真のように竹竿を通し、鬘桶に載せます。(後見に手伝わせましょう)
②水衣の前を併せて調えます。言わずもがなですが、左前にならないようにね!
③鬘桶の上の竿を通した水衣の上に、先ほどの頭部を載せます。
④案山子の右肩に打ち杖を立てかけると完成です。



【用意する物】

  • 梨子打烏帽子(なしうちえぼし) 1ヶ
  • 羯鼓(かっこ) 1ヶ
  • 嘯吹(うそふき)面 1面
  • 綱 1本
  • 竹竿 1本
  • 水衣 1着
  • 杖竹 1本
  • 鬘桶 1ヶ
です。
さぁ!皆さんも楽しい案山子ライフを!?(って何のこっちゃ^^; )

【案山子を作られた方の声】
いやぁ…、案山子が部屋にいることで、家庭内がグッと明るくなったね!友達にも「最近、明るくなったね!」って誉められるんです!!
案山子を作ることを教えられて、半信半疑で作ってみましたが、お陰様で金運がUp Upです!! 
この案山子を作ったことで、私の周りに誰一人近寄ってこなくなったんですよ。「さすが案山子だな!」って感心しています。 
と、いう「冗談」(嘘っぱち)はさておき。
第8回「狂言を楽しむ 徳讃会」(本年5月17日です)の狂言「瓜盗人」では、このような案山子が出て参ります。
ぜひぜひ、お楽しみに!!

さてさて。
僕は大阪まで、ちょっと右肩のメンテナンスに行ってきますよ。トホホ……。


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