2015-02-20

お稽古_⑬ 後半は徐々に覚えてきてるんですが……

息子殿に付き合って、何度も何度も「痿痢」の書物を繰り返し読んでいる内に、僕の方が先に言葉を覚えてしまったという……ね(・.・;)
ってか、僕は痿痢を舞台でやったことあったんかいなぁ!?^^; 

はい。
では、今日のお稽古を始めます。
ご挨拶して……

って、パッと目をやると、こんな格好で座っていました。
寒いからフード被ってるそうですが……。
ちょっと面白かったので、写真撮ってみました。

そう言えば、善竹能舞台にちゃんとした空調が付いたのは何年前?そんな昔ではないです。

僕が幼少のみぎりは、クッソ寒いところで、震えながら稽古をしていたような記憶がありますが……(笑)
そんな時もありましたね^^; 今は、エエ時代や(o´∀`o)
☞一応、軽く暖房を入れています。(が、この後で僕が一人で自分の稽古する時は、暖房を切ります。別に要らんし。)

今日、ハッキリしたのは、息子殿はなぜか前半がなかなか覚えられないみたいですね。
僕の経験上、前半は何度も反復することが多いので、どうしても書物の前のページから覚えていくことが多いように思う(ちなみに僕は、○ページの△行目あたりって、書物のイメージが浮かびます。)のですが、息子殿は逆で、後半程よく覚えています。
痿痢は、後の方は短い科白でトントンと進む(後述の第1項に該当する科白回しが大半です。)からでしょうか…。覚えやすいのかなぁ。

狂言には、
  1. 登場人物同士の「対話」としての科白
  2. 登場人物の「内心」を表すための科白
  3. 観客に向けての「説明」としての科白
が、ありますよ。って話は以前にしましたっけ?
息子殿が、なぜ覚えられないのか。いろいろ検討してみましたが、どうやら息子殿にはこの第2項と3項の概念をまだ上手く理解できていないようです……。
いや、科白の中で第三者的に自己(自分自身)を表す言い回しがあることが分かっていない。と言う方が正しいかもしれません(上手く説明できませんが。)

単純に頭っから鵜呑みにできると良いのかも知れませんが、なまじ知恵が回るところもあるようなので、自分が解らないところでは、どうやら詰まるみたいなんですね(・.・;) 

はてさて、どうしたものか……(笑)
科白の意味を考えながら発声してみる。という指導はまだ早いのかしらん!?

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