その昔、当時愛読してた開高健のエッセーか何かに、確か「ニッポンの“春画”には、西洋のそれとは違って、大らかな趣がある。」というような趣旨の記述がありました。西洋の「それ」は宗教観から「性欲」を「罪」と捉え(?)、どぎつくその「罪を罰する」という内容の、倒錯した性的な表現が多いが、日本のものはその点、大変素直で朗らかでよろしい。という様な感じだったように記憶しています。
また大学を留年(≠留学)してた頃でしたでしょうか。いろいろと閑に感けて?書籍を読みあさってた頃があり、何かの折りに男女のしかた―江戸・明治の艶学 (ちくま文庫)を聞き知ることとなりました。
☞ちなみに、この本の筆者は夏目漱石のお孫さんの夏目房之介です
実は、Amazonの記録では、2004年の12月10日にも発注してるんですけど、この時は、“おぼこ”の友人にプレゼントしたんだと思います(爆)
☞いやぁ……セクハラやったかなぁ!?(ま、ご批判はぜひ内容を読んでから、よろしくです!)
いや、なんでプレゼントしたか。って、いわゆる“この手”の本は、婦女子の「教則本」的な意味合いもあったとか何とか……というのを、上述の本で知ったからですね。
で。今般。
その「春画」なるものの展覧会が京都の細見美術館で開かれているという情報を得まして、行って参りました。
ところで、ワタクシ儀、肌が弱いもんで、必要がなければあまり普段は髭を剃らないんです。(どーせ職場ではマスクで隠れてしまうので、)週1回剃る感じです。
でも、春画を見に行く不精髭のむさ苦しい(好色そうな?)オッサンの図ってのがちょっと気持ち悪いかな……。と思われましたのでね。髭を剃って参上するというほどの、小心者であることは秘密です(`・ω・´)キリッ
細見美術館は、地下に展開する美術館でした。でも、思ってたより、こぢんまりしてます。(展示の内容も。)
ちょうど良い感じの広さでした。
しかし、そういうこともあり、入場者が多い場合は制限もあるみたいでした。
僕は9時半ぐらいに着きましたけども、すでに行列が!
折しも、京都マラソンが行われるとか。
細見美術館近くの平安神宮付近はゴールになるから、交通規制もあるし大変やで。という師父なる人のからのアドバイスもあり、ササッと行って、ササッと帰る作戦(笑)で。
御覧のように規制線も既に張られておりました(笑)
さて。実際に春画を鑑賞して……。確かに、開高健の言わんとした所は、大きに分かりました。(また、機会があれば西洋の方も観てみたいですが。)
毛髪の描写の細かさ、多色刷の精緻さなど、何か一種の執念のようなものさえも感じましたわ(笑)また、そういう「春画」を描くためのコツが書かれた本もあるとか!
なんか、探究心がスゴいね。(ミュージアムショップ限定発売の図録もスゴかった!!)
そして!なんで烏帽子被ったままLoveをいたすのか!?
そこが、ナゾです。
まさかの、何かのメタファーですか?
☞ご想像にお任せします。
☞そういや、靴下だけの状態が好きなやつ、友人にいた気がしますけど…。
その辺のギモンが生じたので、講義でも聞きに行こうかと……目下、考え中です(笑)
ただまぁ、なんと言いますか。
アートとか美術という、高尚に構えて、神妙に眺めるジャンルとも、なんかちょっと違うかなぁ……という気もしましたかねぇ。
なんか、洒落っ気というか諧謔を楽しむようなモノと捉えましたが、如何でしょうか。(例えば、あの巨根とかをね!!爆)
また、展示を入れ替えつつ春画展は続いているようなので、御興味のある方は足を運んでみられてはどうでしょうか!(ちなみに、18禁です。)
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