2016-02-21

鬘桶(稽古用)リペアプロジェクト!!

土曜日は、朝イチに舞台の掃除をし、師父なる人に「蚊相撲」の稽古をお願いして、その後に近所の内科で腹部エコーと胃内視鏡検査。
御存知の方も多いでしょうが、もちろん前日21時以降は絶食にて臨む訳ですよ。検査1時間前はそれに飲水も不可となるわけですね。

毎年やってますんでね、検査を受けるのもだいぶ慣れましたよ(笑)
そして気付きました。
たぶん僕は自分の胃の中を見るのが好きなんだと。
横になってる目線の先に映し出される口腔〜十二指腸までの解剖学を思い出し、反芻しながら、ウォオエッ!っとなってます!(≧∀≦)/
Oh yeah!!とは、全然違いますよね。

ま。そんな事はどーでも、よろしい。
稽古用鬘桶の紐がね、前々から気になってまして。そのボロボロ具合が。
そんなわけで、息子殿の立ち稽古が済んだ後、やってみました。鬘桶の修繕などを。

善竹能舞台が建った頃、出入りしてた桶屋さんに特注して作ってもらったらしい鬘桶(蓋はありません)
真田紐がこれまた見事にくたびれています。
ほどくとこんな感じです。今にも切れそうです。
前から、何とかしたいと思ってましたが、師父なる人に「骨董屋で真田紐買ってきたらええやろか?」「ヤフオクでも真田紐出てるねんけど?」と、尋ねたのが始まりでした。
NHK大河ドラマ『真田丸』→「真田紐」→「鬘桶」と思い至ったのはヒミツです^^; 

「それよりも、紐屋でちゃんと新品のんを買うのがエエ。それに稽古用やから、そんな凝らんでもエエで。」と教えてもろうたわけです。
真田紐を外してみました。
なんか……紐を外した鬘桶、個人的に萌えました。キュートです。
鬘桶の《環》に直付けになってました。
なので、後述のはさみで、縫い止めている糸を切りましてね。
ちなみに、この《環》は玄三郎翁(略して「玄翁」☜金づちじゃないよ!)の作ですね。たぶん、ネジもそうでしょうね^^;
いきなりですけど……。
本来鬘桶の紐は《環》に直付けにはなってないわけです。
細い丸紐は、手芸店で購入(o´∀`o)
ポリエステル繊維みたいです。
同じく手芸店にて、250cm×2.5cmの平紐(カラーテープとかいったかな?)を購入。
真田紐模様?のストライプの入った平紐もあったんですけども、それらは120cm〜150cmの長さの物しかなくて、断念。
☞最低190cmは必要だったので。 
こっちの平紐はアクリル繊維。
で。
これらを組み合わせまして。
糸で縫い付けるという……。

組紐やってた妹によると、後から取り付けると強度が心配との事ですが……。
いや、ま。そうなった時は《環》に直付けですな(笑)
もっと、綺麗に縫い目が出せれば良かったんですが……。シロウトが頑丈さを追求した結果です(笑)
4cmの輪っかを作って、縫い付けるとだいたい3cmが外に出ます。
ちなみに、ボタン付け糸を母なる人より供出してもらいましたなり。

普通の綿の糸より強度が高いんだそうで。手で千切れないので気に入りました(笑)

そうそう、針は革の縫製用を用いました。
これは、無印良品の美容ばさみですな。
これで安全に鼻毛を切れます(`・ω・´)キリッ
ってわけでもなく、これは糸針(いとはり:能楽師仕様のソーイングセット)にちょうど良さげ。と目を付けていた物で御座る。装束の布地を切らずに糸を切りたくてですね。使いやすいです。
サイト見たら、結構、凝った製造法のハサミでしたわ(°□°;)
☞岐阜関市のハンドメイドらしい!ナメとったわ(;・∀・)
ま、こんな具合に、やるわけですわ。
なかなか、茶地に萌葱はよろしいな。
☞鬘桶二つあるんで、平紐の色を別々にしよか思てましてん。 
はい。ま、2つ並べるとこんな感じです。
鬘桶上部から垂れ下がっているところは、切り落とさないといけないわけですが、平紐索端?の始末に、ちょっといい方法があるみたいなので、組紐をやってた妹に教授願う事にします。
そんなわけで、切らずに垂れ下がったままです。

実は、手芸屋さんの売子のおねぇさんにも、索端の始末を尋ねてみましたけれども、ピンと来なかったので……。(あ、個人的にですよ!!)

0 件のコメント:

コメントを投稿

まいど!コメント、待ってます!!
(承認制になっていますので、反映には時間がかかる場合があります。)