2015-03-10

お稽古_㉒ 小稽古:形になってきた!

完成度を高めるために、細かいことを指摘していくと、ホント際限ないんですが……
☞この間、我が師とも食事中に話していたのですが、「我々の芸能には“完成”という形態がない。」という点でコンセンサスを得ました。

ひとまず小稽古です。大稽古で注意したことをおさらいして強化していくことに主眼を置いていますので、あまりツッコんだことは言わないようにしています。
そんなわけで、サラリと終わること、モチベーションを損なわないように気を付けている感じでしょうか。

実際の所、まぁまぁデキは良かったです。(大稽古で泣くほど上手になるのか!?)
今の間違えたから、もう一度やり直す!
と、自分で宣言して、やり直しもやってました(これは、「稽古」だからやり直せるけど、「本番」の時はそんなことできへんで。と後で注意もしましたが……。)

その後。
終盤に似たような言い回しと意味をもつ科白が2つほどあるんです。
同じ科白を2度言ったんですね。僕は「あ。間違えよったな。」と思いましたけれども、「どうしよるかな。」ってそのまま知らん顔で続けてやりました。
そのまま、最後までやり通しましたけどね。
「ほー。変に動揺することもなく最後までやれますか。」と少し感心しました。(少しだけソワソワしてましたが。)

稽古が終わってから、「さっきのあの箇所、言葉間違えたな(笑)」って指摘すると答えに窮しているようでした。
☞父が気付かないとでも思っていたのだろうか(笑)
「言葉を間違えるのはあまり良くないけど、本番で言葉に詰まってしまって、舞台上で黙りこくってしまう方がもっと良くない。」
「今のは間違えたけど、意味は通じていたのでOK」
「今日は良い経験をしたな!」
と、褒めておいたのでした^^;
まぁ、稽古で舞台上で泣いてる時に常々「泣いてたら、誰か助けてくれるんか!?舞台の上では誰も助けてくれへんゾ!」と言うてるので、こうやって少しずつ狂言方スピリットを培って欲しいと思うたのでした。

息子殿の稽古が終わって……それだけでは済まないんですよねぇ^^;
火曜日は自分の稽古ができないので、月曜日のうちにやってしまって、装束をトランクに詰め込んで。

装束を詰めるのもいろいろとノウハウがありましてなぁ…。
そういうのも息子殿にいずれ教えてやらねばならぬのですな……。(エンドレスだねぇ)

ちなみに、この風呂敷はオーダーメイドです(o^-^)
僕の指定の糸で縫ったのは、母の指導を受けた妻ですが、藍染はFacebookで懇意にしていただいている西川はるえさんです。厚手の大判の生地の調達から全てお任せしました。ガッツリと使わせて頂いております(≧∀≦)
☞他に名刺入れも持ってますが、良い感じです!

隅の白い三角の布には「善徳自用」と書いてあります。

0 件のコメント:

コメントを投稿

まいど!コメント、待ってます!!
(承認制になっていますので、反映には時間がかかる場合があります。)