2015-04-30

なつふうみやな!

だんだんと、いい季節になってきましたね。
29日は、妹夫婦と姪っ子が遊びに来て、BBQとなりました(≧∀≦)

別に狙っていたわけではないですが、かねてより入手したいと思っていたハンモックが届いておりまして。

ええ。
早速に展開してみた次第です。
なかなか楽しく、予想通りの快適さでした(*^^)
息子殿も、超・御満悦でね。
とーちゃん!なつふうみやな!!
と、揺られておりました。
なるほど、夏風味ね…。

うん、確かに夏風味だわ!!

2015-04-28

お稽古_㊳ 小稽古:おお!?

かねてからの“課題”でありました、息子殿のとある型ですが、ようやくと再現性を持って(それなりの確度で)できるようになってきたようです。
とーちゃん、まえのおけいこの、“まる”はどうやった?
と、尋ねてくるので、前の大稽古にて1回目一通りやった際にiPhoneで撮った動画(修正点があるver.)と、注意を加えて2回目にやった際に撮った動画(ほぼ、満足できるver.)を比較して見せながら、具体的にはここが違う!という話をしました。

そこから、小稽古という運びに。
実際にやってみると、実にスムーズに上手くできたように思います(幼稚園レベルにおいて。ということですが?)
だいぶと熟れてきましたね。あとは、風邪を治して本番を迎えられるように(--;)

9日は実際に装束も付けてやってみることになっています(場合によっては、サイズを変えないと!)
後もう少しですね。

席もまだ余裕がある?みたいなので、皆様のお越しをお待ちしておりますです。

僕の方は……。
昨日久しぶりに「瓜盗人」と「昆布売」(☜これ、6月に北海道でやります。)をやってみたんですが……。
先週の「花子」も、我が師が「…まだまだ、やな。」ため息つくぐらい?の散々のできだったんですが、息子殿に稽古を付けた後に、僕が一人で「瓜盗人」と「昆布売」を稽古していた際の謡を聞いてた妻も
何かね、半音、いつもと音違ってたよ?
と、言ってました(´Д` )

そうなんす。
花粉症のせいか、子らの風邪がうつったのか……。鼻閉・粘性の鼻汁、若干の湿性咳嗽が残っており、どうしても鼻声の上に、ちょっとした感音性難聴?のようになっているんですよねぇ…(;^_^A
なので、いつもより、自分でフィードバックできてないんすよorz

どうしましょう?早く治んないかな(._.)
いずれにしても「花子」の自主稽古はちょっと封印ですかな。

2015-04-27

揚げ幕新調!?(爆)

ちょっと、いつもの幕を出しといてくれへんか。

と、我が師に言われたのですが、 どうやら本番用幕と同サイズに仕上げようというつもりなようです。

手前の房のついた綱の通っているのが、本番用の幕です。緑も鮮やかです。いつも徳讃会で使ってるヤツです。(この幕も50年物です。)

向こう側(奥)が、我が師と母と、オークションで入手したらしい揚げ幕です。計測しながら、改良する箇所を相談しています。実にマメな人たちです(価格は特に秘します。しかし、何でもあるのね!)

はい…ドーン。
なにやら、あっという間に完成したみたいですが、一番右端の白の列と最下部に生地が継ぎ足されて、ほぼ実寸大仕様となりました。

ちなみに幕の色ですが、陰陽五行説をとるなら、本当ならば、青(萌葱)・赤・黄・白・黒ですね。
☞本番用の幕は、黒を避けて紫にしてるのかな?

練習用のは、左から薄ピンク・赤・濃紺・黄・ショッキングピンク・白(付け足し)となっていますね。

余談ですが、左下の鬘桶は稽古用のものです。桶屋さんに特注した?みたいです。年季が入ってます(笑)

ちなみに、本番用の幕は畳むと割とコンパクトです。
畳紙入ってしまう感じです。(そして、いつも僕一人で畳んでいます。)
 試しに棒を取り付けて、揚げてみました。(僕が揚げながら撮ったので、ちょっと垂れてますけども。)
なかなか良い感じです。

これがあれば、息子殿も心おきなく!?幕揚げの稽古ができるというもの(笑)

あ!そうそう!!
お子さま達を呼んだ時に“幕揚げ体験”ワークショップもできてしまいますねd(^-^)
普段、揚げ幕のあるところにはこちらが懸吊されています。
僕の記憶が正しければ、全て祖母の手による物です。(いや、鶴と亀の画は、もしかしたら、爺さまの図案かも知れません。)


お稽古_㊲ 大稽古:む か し の こ と は 、 い や な ん だ !!

大稽古ですので、着物を着て稽古の予定だったのですが、何か他にやりたいことがあったみたいで、お稽古を激しくボイコット(--;)

まぁ、多分ですね。型としては、もう十中八九は出来てしまってるし、息子殿自身としては、簡単なことをいつまでも何度もやるより、自分の今やりたいことをやりたい。と思っているのでしょう。(つまりまぁ、飽きたんですな!きっと!!^^; )
きものも、おぶたいも!もうむかしのことはいぃーやぁーや!! 
だいっきらいっ!!!
と、激しく抵抗してまして。いやぁ、もうホント面白いぐらい抗いました(;^_^A

一昔前の時代なら、ぶん殴って稽古をさせるんだろうか……と思いながら、自分はどうだったのだろうかと思いを馳せてみましたが、あんまりその辺の記憶はないんですよね。
うまくノセられて、稽古をしたんだろうか……。
☞いや、たぶんそんな親に反抗するほどの知恵がなかった(素直すぎた)んでしょうね(--;) 

よくよく理由を聞くと、「きものきておけいこすると、じかんがかかるからいやだ。」とのこと。(時間が掛かるのは、出来なくて何度もやり直しをするからなんだけどなぁ……^^; )
次回の大稽古は必ず着物ですることを約束し、今回は着物なしで決着。ほんの少しだけ修正点がありましたけども、後は問題なさそうです。

夕食時に、我が師が孫(息子殿)に
今日は大きなお稽古、うまくいったか?
やっぱり、じぃじが観てへんとアカンか?
と、尋ねていました。僕が着物での稽古をボイコットした話をすると、
「むかしのことをやるのが、いややねん。」
と、息子が再び言うてました。
何と返すのかなぁ…と思って我が師の弁を待っていますと。
ほな、化石採り行くの止めるか?あれは、お舞台よりもずーっと昔のことやで?
とな。
昨今、息子殿が最近興味を持って楽しみにしてる化石採集行きに絡めて返すあたり、なかなかやなぁ……と思った次第です。

しかし、「昔のことは嫌や」ですか…。なかなか面白いことを(笑)
我が家の斯道に対する考え方を理解してもらうには、まだまだ時間が掛かりそうです。


2015-04-24

体調の不良orz

僕の方はたぶんアレルギー症状の延長だと思うのですが、喉のイガイガ(と空咳のようなもの)、鼻閉・鼻汁、頭重感、偏頭痛の同時多発にて、23日は帰宅後にグッタリとしておりました。
息子殿も何やらいわゆる「風邪」との診断にて、湿性の?咳嗽、鼻閉・鼻汁の症状で、症状も重そうです。

なので、思い切って小稽古はお休みに。
お稽古がお休みとなると、彼のテンションが上がるのがよく判ります(笑)

毎年この時期、僕はこんな調子なので、早く何とか出来る世の中になって欲しいものです(-_-)


2015-04-21

お稽古_㊱ 小稽古:iPhoneって便利やねぇ、ホンマに。

まずは、稽古の前に前回の稽古にてiPhoneで撮影した動画を観ながら、修正点を確認しました。
その後、メモ用紙に善竹能舞台の鳥瞰図を描きまして、動線を書き加えながら、動画を観ながら説明したことの補足を。

果たして、幼稚園児の認知能力で、どの程度の理解が可能なのか不明ですけれども…。
何やら難しいこと言うとるデ。
って顔はしてました(;^_^A
しかしまぁ、仮にインプットが出来た(頭で理解した)としても、アウトプット(型を行うこと)が可能かどうかは、また別の話なんですな(爆)
それでも、幼児であろうが成人であろうが、容赦なく高次のレベルを要求するというのが我が家の基本方針だったように思いますので、そこは譲るつもりは全くないんですが。
☞がんばれ!ミラーニューロン!!

今のところ、僕の採りうる手段は全て試してみたので、後は息子殿の才覚で御座います(たぶん。)

そして、実践です。
言語化した、理論上のことは、一通りはやりましたんで、後は実際に舞台で動いてみることです。動くことで逆にまた理解が深まることもあるわけでね。


……その結果!

2015-04-20

【承前】身替座禅のこと。(後編)

これは実にタイムリーだと思いましたよ。

身替座禅は歌舞伎の人気演目の一つでもあるそうですが、松羽目物ということもあり、舞台の背後には影向の松を描いていて、五色の揚げ幕も、能楽にならった様式です。

果たして、歌舞伎では花子をどう捉えて、どう演じるのか。僕の興味の全てはそこでありました(すみません、海老蔵さんのファンではなくて^^; )
☞ところで、今までいろいろリンクを張ってきましたけども、どれもネタバレ要素が高すぎですね(怒)解説にオチまで書くか?

あ!海老蔵さんも初演だそうで。実はちょっとだけ親近感湧きましたデス(笑)
☞初日ではありませんが。

で。感想はといいますと。

これは、役者さんの芸風なのか、それとも歌舞伎ではこう演じるものなのか…。ちょっと判じかねますけれども……。ごくごく軽く、面白おかしく演じるものなのですね(場内からも盛んに笑いが興っていました。)
せりふ自体は、割と似通っていました。

狂言の「花子」ですと、「位」(くらい)という、詞章や謡の音律に重さ/軽さの違い、雰囲気?がとても重視されていますよね。そしてその中で、例えばお客さんの思い描く予定調和をあえて破綻させたりするギャップに、笑いを誘う要素があるのだと思いますが、全体的にそのあたりは違いますよねぇ。(いや、あの軽やかさの中に軽重があったのか。)

あと、歌舞伎の方は中入りの後、出てきた際に花道で唄うだけですよね?
他の所は常磐津連中と長唄連中の掛合になるんですね(この解釈、ワーディングで正しいのかどうか、不勉強で存じません。)
この点、狂言の後はシテの独唱(独謡?)がほとんどですよねぇ…。

今まで、僕は自分自身の中で確固たる規範や基準のようなものが培われていないという意識があったので、なるべく歌舞伎や他の芸能の影響を受けないよう、「鑑賞」に積極的に赴くことはありませんでした。
ようやく最近になって、そういうこともやってもよいように思えるようになりました。(上述のように「違い」を言語化することも出来るようになってきていますし?)
そんなわけで、身替座禅、なかなかに興味深い演目でした。勉強になりました_(._.)_

……そこで。
あえて、昨今、有り難くグビグビ飲んでるビールに喩えていいますと。
歌舞伎の方は、例えばスーパードライ。狂言方の目指すところはベルギービール。僕はまだ第三のビールあたり…か?
☞ってか、余計ワカランわぃ!とか、全然違うわぃ!!いう御批評はナシの方向で(;^_^A 

南座に行ってきました。

19日(日)は、後学のために歌舞伎の「身替座禅」を拝見に、京都の南座まで伺いました……が、その前に十松屋福井さんへ、御披きの扇の打合せに。
普段日曜日は、お店をお休みなさっている日なのですが、ちょっと無理を聞いていただきました(すんませんでした。)

本年は善竹能舞台創立50周年の記念の年であるので、第9回「狂言を楽しむ 徳讃会」では、大蔵流狂言極重習の花子のシテを仰せつかった次第です。そんなこともあり、御披きの扇を誂えることとなったわけですが。
いやはや…ザックリとしたお見積もりを頂きましたが、「ぐほほほぉっ!!!」と思わず目を見開く金額でありました(爆)

まぁ、いろいろとキャッシュフローの目星を付けましてですね(ボーナスは…あれば、右から左ですねorz)僕としては、この金額であれば何とか……。という単価を計算致しまして(笑)いや、ま。50周年の記念やしな。御披きやしな。一生に一度やしな!!(T^T)
ちょっと、気張るわ(`・ω・´)キリッ
☞なので、御祝儀はガツンと弾んで下さっても、本当に全く困りません。(大事なことなので、二度言いましょか?笑)

無事に打合せを終えまして、今度は見本の画を描いていただく運びとなりました。楽しみですよね('-'*)
☞例によりまして、第9回徳讃会(10月25日です!)が終わるまでは、ヒミツですよ!(o^-^)
☞尺1寸の扇、9寸の持ち扇、6寸5分の女性用の三つです。

その後、六角堂横のスターバックスで少し仕事をして、それから散策兼ねて歩きで南座まで。

市川海老蔵さんの催しだからか?あるいは、もう一方の御襲名披露ということからか?えらい人出でした(゜o゜;
スゴイよねぇ……。

何とか最後に残っていた2等席(それでも3階ですが)から定式幕は、このように見えております。(いつか、ちゃんと花道の見えるところから観てみたいです。)



今で言う「パンフレット」のことを、「番附表」というそうですね。身替座禅がどういう風に解説されているのか興味もありましたので、1部(¥1,200)買い求めました。(売り物になるんだよねぇ。こういうのが。)

開演に先立っては、放送だけでなく、客席を劇場の職員が回って、携帯電話の電源を切ること(マナーモードではない)録音・録画が禁止されていることが周知されます。徹底してますね。

初めの演目は「義経千本桜」の内の一段(という言い方で良いのかしら?)でした。
我々では「景清」の小舞でおなじみの「錣引」のくだりは、なかなか面白く拝見しました。詞章も、一部はあれ?似てる???という感じでありましたが、やはり唄い方(謡い方)には随分と印象を異にしました。

休憩を挟み、引き続き「口上」というのも、面白いですよね。ああいうのもきっとお客さんの心を掴むことに繋がるのでしょうね。

またしても長くなっているので……
後編へ続く!!


お稽古_㉟ 大稽古:筍が採れると息子殿が大泣き…!?

18日(土)、急遽我が師が午前中に出かけなければならない用事(みんな大好きな、筍を頂けるのだそうです。有り難いご友人です。)ができ、いつもより早い時刻に僕の稽古を開始することとなりました。前日金曜日のうちに舞台の掃除を済ませていますので、朝一番から花子の稽古となりました。
今までは中入り前と、中入り後でわけての稽古でしたが、今回は初めて最初から最後まで通しでということになりました。

実は、もしかすると釣狐と比較して、無意識のうちに軽く考えていたのかも知れません。やはり「極重習」のことはあるのです。稽古が始まった頃に心象として浮かんだ、巨大な壁面はまだまだ何重にも立ちはだかっているように感じました。

僕の稽古が済むと、まだお昼までには少し余裕がある時間帯でしたので、「息子殿の大稽古を……」と思ったわけです。
と、言うのも午前中に稽古を済ますことが出来れば、午後からがとても自由にまとまって使えるのです。お天気も良かったですから、晴れている、風が強くないうちに是非とも鯉のぼりを揚げようと思っていたのですが……。
しかし彼は、母に誘われて、近くの博物館(いましろ 大王の杜)に「チラシの配架依頼」に出かける気満々でおりました。(ちょっと、僕と妻との伝達に齟齬が生じていたようです。)

急に予定変更をさせられることになった息子殿は、たいそうおむずがりで。
こちらも、少しだけ譲歩しました。
「大稽古」だけれども、午前に済ませるならば、着物なしでも良い。ただし、午後からの稽古とするならば、着物を付けてしっかりとやる。
としましたが、その両方ともイヤ!!と言い張って、頑として譲りません(+_+)
あの性格は何なんでしょうね。臨機応変さというのも、狂言方として重要な資質の一つだと思うのですが……。どうやら予定通りにいくことを好み、それに反する事は嫌なようです(;^_^A
もし、午前中にお稽古をお願いしたいと思うなら、足袋を履いてから、改めて呼びに来なさい。
師たる僕は告げまして。さっさと、鯉のぼりの準備に掛かりましたらば、ようやく心を落ち着けて稽古をするつもりになったらしく、呼びに来ました。

先週は「割稽古」が主でしたが、この度は通しで初めから。
要所、要所を動画に撮りまして。師匠目線での太郎冠者の動き(型)の見え方というのを、稽古後に説明してサラリと終わりました。(だいたい、上手くできていましたので。)

イレギュラーの発生によって、風が吹けば桶屋が儲かる?的に予定変更となり、息子殿は大泣きする羽目になりましたけれども、鯉のぼりも無事に揚げられましたし、夕食には美味しい筍料理に舌鼓を打ったのでした(笑)

吹流しには、善竹の家紋入りですww

若竹煮、美味〜ww











2015-04-17

お稽古_㉞ 小稽古:やはり円く回るのが苦手で。

まさか、円という概念がないのか!?……(--;)

と、思わずにはいられないのですが、とにかく「小廻り」の型が上手くいきません。いつも変に大きく回ろうとして(大きな型は良いことなのですが)、息が続かず楕円の軌道となってしまい、理想的なホームポジションに戻ってこられない。
これは我が師の言を借りるならば、「ペケ」なわけです。

真剣に観て、師匠(この場合、僕ですが)と同じ動き、型を真似て、それでもできないのならば、次回までの課題!とすることもできますが、全く違う動きをしていて、それでできないのは当たり前なわけで、何度でも観て、出来るまでやり直すしかないのです。
おそらくは、心がおざなりになっているのです。

とうとうまた泣き出しましたが、それで稽古を止めてしまうと、「泣けば稽古が終わる」という条件づけを強化することになりそうなので、今回はじっと放って置きました。
段々と嘘泣きっぽくなってきて、しまいには、“がんばって”わざと泣こうとし出すし(;^_^A
「本番でも、舞台の上で泣いてたら、誰か助けてくれるんか!?」「舞台の上では泣くな!!」という言葉は、常套句なのですが、ふと思い出しまして(笑)
いつまでも泣いてたら、稽古終わらんデ!お母さん先にお風呂入って上がってしまわはるで!(一緒にお風呂入られへんデ!!)
 というと、ピタッと泣き止んでねぇ(笑)スックと立ち上がり、ベソをかきながらやると、だいたいできる。っつーね。(それで、稽古は終わりとしました。)
☞ほんと、なんじゃそりゃ(-。-;) ですよ、まったく。

初めから性根据えてかからんかい!!って思うわけですよ(*`Д´*)
ホンマ、横着な太郎冠者をやらせたら、ピカイチになるんではなかろうか……。と思う今日この頃でございます(+_+)
☞地でイケるってやつでね。

2015-04-14

お稽古_㉝ 小稽古:割稽古……のようなもの。(そして、残席39です。)

13日(月)
恒例の小稽古でした。前回の大稽古で指摘を受けた内容にポイントを絞り込んで、重点的に稽古を行いました。
「割稽古」というのは、茶道の言葉のようです。僕も表千家流を習っていてた折りには、初めに作法を各パートに分割して、教授を受けたものでした。
☞各パートが概ねできるようになってから、全ての流れに沿って作法を行う訳です。

その方法に習いまして、今日は初めから通しで全部をやるのではなく、集中力の高いうちにピンポイントで要注意点をサクッとやってみる……つもりでした^^;

いやはや、それが意外と熱が入ってしまいまして(笑)
もしかしたら、いつもの小稽古より長くなっていたかも知れません(爆)
☞済まぬ、息子よ。

息子殿は、じぃじとの約束がありまして。お風呂でゴーグルを付けてボビングの練習をしたかったみたいです。
14日に一緒にお風呂ではアカンのか?と譲歩を促したのですが、彼奴なりの心づもりがあったようです。
スイミングに自信を持って臨みたかったとみえます。

ちょっと遅くなりましたけれども、ひとまずは出来るところまで至ったので、良しとしました。息子殿は急いでお風呂へ^^;
次回の小稽古も同じ方針で臨んでみるつもりです。

痿痢の後は、瓜盗人→花子→昆布売の順で自分の稽古……と。
録画したは良いけど、見返す時間が取れないので、火曜日は高和会のお稽古日ですが、お稽古が終わってから、研究しようず!!


そして……。
【お知らせ】です。
第8回「狂言を楽しむ 徳讃会」は、あと39席となりました。鑑賞御希望の方は、コチラより、お申込み/お求め を承っております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

2015-04-13

和泉の堺へ!(後編)

【承前】
狂言「痿痢」の太郎冠者を勤める息子殿に、“和泉の堺”を実感してもらう旅に出たのでした(o^-^)

さて!いよいよ、本命の!?………ではありません。

やはり、狂言方といえども、いや、狂言方であるからこそ?「茶の湯の心得」というのも必須かと。
と、いうわけで千利休の屋敷跡へ(笑)
堺市・少林寺界隈(後編)の写真を御覧いただくとわかると思うんですが……。利休の屋敷跡地が、見事な感じに整備されていました(°□°;)
前回は、そばへ寄ることも叶わなかった、井戸も間近に拝観できるように!
で。
屋敷跡の向かいには、なんと!「さかい利晶の杜」なる、真新しい立派な建物がΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
実は、この春3月20日にオープンしたのだそうです(゜O゜;
休と与謝野子推し?の記念館です。例によって超・ザックリ説明ですが。
☞いや、今まで「さかいとしあきのもり」と読んでて、「なんや、人の名前みたいやな。」と勝手に思っていましたが、URLみたら、rishonomoriでしたから、「りしょう」って読むんやわ(;^_^A 
そして、我が祖父 玄三郎翁お好みの、この菓子。

利休の屋敷跡地からすぐの所ですので、これも買い求めないわけにはいきません。(かん袋もお土産はあるのですが、あの風味は当地でこそ味わうものだと愚考する次第です。)
そして!
利休の屋敷跡地からおおよそ徒歩20分。
やっとこさ!!堺の旧港へやってきた次第。
実は第2日曜日は旧港ではイベントが行われてるそうですが……前置きを楽しみすぎたため、イベントは店じまいしてはるところでした(´Д` )


市場もありましたので、おそらくかつてはこの界隈一帯が、港として栄えていたのでしょうね。 上のリンクでは、英彰小学校付近に魚市があったように書いてありましたが、地図を見れば、かん袋や利休屋敷跡からすぐ海の方へ行った感じです。
☞そういや、利休も魚屋の息子でしたっけ?
あながち方向としては間違ってない!?



このような看板が立ってました。
イベント、どんなんだったのでしょうねぇ。















さてさて。
息子殿に、この実習が活かされるのかどうか!?効果や、如何に???

和泉の堺へ!(前編)

狂言「痿痢」に登場する太郎冠者は、“和泉国の堺”へ「肴物(さかなもの)」を購入するために、お遣いに出されるのです。

今回は、息子殿に“和泉の堺”とは、「どんな感じの所なのか?」「どれだけ距離があるのか?」ということを体感してもらうことが目的でした。
これによって、「何で太郎冠者は、お遣いを嫌がっているのか。」ということが、実感として理解が深まると考えたからです。
我が師や祖父も、実際に狂言に出てくる場所(可能なら同じ時刻)に行ってみることを、推奨している事もあっての堺訪問でした。(余談ですが、御家元も同じ事をおっしゃっていました。)

そう言えば、堺は以前「釣狐」披きの折に、訪問したところです。(その辺の事は、この記事とか、これとか、これをご笑覧下さいませ。※とくに「後編」の方を。)
せっかくの遠出?ですし、前回果たし得なかった野望を、ここに遂行することにしました(`・ω・´)キリッ

と、いうわけで………はい。
かん袋です(笑)
前回はね。売り切れてて、閉まっていたのでした(´Д` )
☞あの時の気持ち、あなたにも味あわせて上げたい。

メニューも、至ってシンプル。
くるみ餅のシングル/ダブル/シングル(氷のせ)/ダブル(氷のせ)の4種類しかありません(笑)
店内には、4、5人が掛けられそうな大きさの円卓が何卓かと、セルフのお茶サービス、注文カウンターがあります。

子どもらが残すことも考えて、たくさんは頼めません。
注文すると、斯様な木札を渡して下さいます(o^-^)

なかなかの人気で入れ代り立ち代り、お客さんは入れ替わっていきます。
少々暑かったこともあり、氷ダブルとノーマルのダブルを頼みました。
子らは、餡が苦手かも知れない。と思っていましたが……食べるわ、食べるわ(;^_^A

あっと言う間になくなってしまいました(笑)
家から出てきて、ちょっと疲れたところにこの甘味は、染みましたね!!(≧∀≦)/
さて。ここまで来て、お礼参りをしないというのも…ね。
釣狐ゆかりのお寺もお参りしてきました。

ね?めっちゃ近いでしょ???
釣狐、ねぇ?(笑)
いや、ま。
個人的な思い出し笑いです。
秘すれば花です。

一応……「無事」に済みました。ありがとうございました。と、ごあいさつしたのでした(;^_^A


また、例によって本題に移る前に、前置きが長くなってしまいました。

後編へと続く!!

2015-04-12

お稽古_㉜ 大稽古:やはりホームポジションが課題か(;^_^A

11日(土)
息子殿と着物を付けての稽古となったわけですが、順調にブラッシュアップはできてきているようです。
しかしながら、やはり初めの立位置(太郎冠者のホームポジション:仮称)から移動して、元の場所に戻るという事が難しいようです。そこは、今後の小稽古で重点的に反復して身に付けていくしかないようですね。

12日(日)には、
実地の研修?として、“和泉の堺”へ行って参りますよ。その辺のレポートはまた後日に。

12日に外出する事もあり、これは選挙には行けないわ(’’;) と、思いましたので、期日前投票に。

つい最近オープンした近くの服部図書館では、期日前投票ができるので行って参りましたよ。
すると、何やらどこかで見た事あるチラシが!!(笑)

こういう風に配架してもらっても、必要な情報が見えてるというのは、狙い通りで御座いまするなo(^▽^)o
GJだぜ!西川印刷所さん!!

さて。
僕の方は…今回の稽古は瓜盗人と花子とでした。
瓜盗人は、いくつか注意点がありましたが、他は特に大きな指摘もなく、このままの方向性で問題ないようです。しかし、まだまだ満足のいくところではないので、動きを録画して更なる高みを目指せれば……良いかな。と^^; 
花子は、また少しだけですが、耳が慣れてきたようです。ちょっと聞き取れるようになって、師匠の意図するところがほんの少し、おぼろげに感じられるようになってきましたように思います。(’’;) 

しかしまぁ、何とも……難しいものです。
たとえば、一つの詞章を一息で謡わないと調子(音程?)が狂うのですが、あまり一つのセンテンスが長すぎても、今度は師匠の声を聞いてる僕がそれを忠実に再現できない訳ですね。
なので、師匠は途中で区切る。すると今度は、区切ったところからの音が取りにくくなる……(;´д`) 結局は一つの詞章をまた初めからの流れで、音を外さないようにしながら細心の注意で謡ってみる訳です……が、、、orz

そうそう。
この日、2時間ほどの稽古が終わって、昼食を摂っておりますと、師匠が
そういや、海老蔵が4月に1週間ほど南座で「身替座禅」やらはるらしいデ。
そろそろ、券を売り出してるんちゃうか。 
と……。
そう。御存知の方は御存知ですが、狂言「花子」が、“明治時代になって歌舞伎にも松羽目物として取り込まれ、6世尾上菊五郎、7世坂東三津五郎、初世中村吉右衛門によって「身替座禅」として演じられた”(引用 Wikipedia)とのことなのです。

こりゃ、タイムリー!(°□°;)
ただ、公演日程で僕が行けそうなのは、19日の日曜日…。
昼食後、早速に自宅Macで検索してみたところ……なんと19日の昼席は残りわずか(;´д`)
辛うじて1等席と2等席が余っているような……(゜∀゜;ノ)ノ
☞あやかりたいものですな。この売行き(笑)

実は、3等でええか…。と思ってたんですが、と言うて、1等まではちと手が出ませぬ。(にゃんと、特別席は既に売り切れ!?)
致し方なく2等席を速攻で。っつーか、2等はどうやら1席しか残ってなかったんですが、これはもう「行け」っつーことやろうね(^^;) 

ちと後学のために勉強して参りまするよ。あとは……能「班女」をこっそり観に行ったら、コンプリートだな(何のだ!? 笑)
☞身銭を切って、見所から拝見する経験も大事だと愚考する次第です。

いや、ま。来週は久しぶりの京都ですだ……(o´∀`o)

2015-04-09

お稽古_㉜ 小稽古:もぐらたたき?

いやいやいやいや……、刀匠が刀剣を鍛えるという方がカッコイイので、あえてそうイメージで言いましょうゾ(笑)

8日(水)も息子殿を鍛えましたよ。
前回の小稽古で指摘した点については、ほぼ修正できていましたが、新たな修正点が表れました(;^_^A
ま、そんなもんですな。また、そこに刀匠は鎚を振るうわけですなぁ。
今週の土曜日はまた、着物を附けてみて、帯が締まる感覚に徐々に慣れてもらいましょう。

さてさて。
第8回「狂言を楽しむ 徳讃会」のチケットですが、ボチボチと売れています。4月9日(木)までのところ、さらに4枚が売れました。

皆様のお越しをお待ち申し上げております。

2015-04-08

8日もいわゆる“半ドン”で。

ありがたいことに、現職場はお休みに融通が利き、今シフトは休みが余ってる?ので8日(水)も先週に続き半日です。

とーちゃん、あしたのおけいこ、おひるから?

と、7日の晩に息子殿が言ってました。
昼からの方が彼も気が楽なよう(幼稚園はまだ始業してません。)なので、お昼からしましょうかね。それなら、娘も一緒に稽古に参加できます。
☞と、言っても娘は初めの「体操」だけの参加なんですけど。

夕方になると息子殿もどうしても疲れてくるし。
晩に稽古がないのなら、僕も一杯飲める!という寸法でね(笑)

床屋にも行きたいし、また法人の事務仕事などや画像を焼いたりなんかも少し片付けましょうか。
そうそう!僕自身の稽古もしないとねぇ(ようやく、背部痛が軽減してきました。)
「和泉の堺」を攻略する手段も練っておきたい(家訓:段取り八分)ですし……。

休みなら休みで、いろいろと野暮用が湧いて出てくるもんですナ(;^_^A

2015-04-07

お稽古_㉛ 小稽古:ありゃりゃ?

ま。そつなくやってる感じだったんです。
しかし、どうしても目の届かない時があるため、録画してたんですね。

撮影した映像を確認したら、まぁ!後から誤魔化微調整してやんの(笑)
あ!
と、演じてる最中に、先の稽古で指摘されたことに気付いたんでしょうね。
だから、稽古の前に「この間、じぃじに注意されたこと、何だったっけ?」っておさらいしてたのになぁ(笑)

まぁ、そういう気付きを繰り返しながら、身に付けていくものですので、これはこれで想定内です。(稽古後に録画を見ながら再確認したので、次は大丈夫でしょう。)

今週末には、天候とスケジュール次第では「和泉の堺」へ、息子を伴って実際に見学に行ってみたいと思っています。
ついでなので、他にもいろいろと巡ることが出来たら良いのになぁとは思いますが、ちょっとした遠出になりますし、どうなることやら(笑)

余談ですが、かん袋のくるみ餅(再挑戦)と小島屋のけし餅は、賞味したいところですのぃ(*`θ´*)

2015-04-06

【お知らせ】残席49席です。

お花見はどうでしたでしょうか!?

僕は、土曜日の稽古終わりの、そこそこ?の曇天の間に庭の桜を愛でながら、ガリガリ君(パイン味)を賞味した次第です。
☞最早、その桜も土曜日晩の嵐で……。
ハズレでしたorz









年度替わりで、なかなか気忙しい感じがありますよね。
このためか、チケットの売行きも「スタートダッシュ!」という感じではありませんが、今のところ11席、お買い求め頂きました。
誠 に
 あ り が と う ご ざ い ま す

1日の売り出しから週末までに10枚売れれば御の字と考えておりましたが……
うれしい限りです!!(o´∀`o)

どうぞ、お早めにお求め頂けると、中の者も助かります(*´∀`*)

2015-04-05

お稽古_㉚ 大稽古:着物附けて。

4月に入りましたので、土曜の大稽古は着物を付け、我が師(じぃじ)に見てもらう事に。

息子殿、いつになく張り切っており、たいへん上出来でありました。
2、3の修正点がありましたが、それによって、さらにブラッシュアップされたようです。

例の「小廻り」ですが……ちょっと外れた場所に座付いていたので、「さて、どう収拾つけるかな!?」と少々ハラハラして見ていると、いつもより上手に処理した(!)ので、思わず僕の方が科白を間違えてしまったのでした!!(驚)
☞アカンやん(笑)

また、昨年に、本年6月の公演依頼を受けておりましたが、この度正式に契約書を取り交わす運びとなりました。
我が斯界では、商習慣としてあまりこういった契約書を作成するとは聞いた事がないのですが、当法人では可能な限り、契約書を取結ぶようしています。

これを受けて、6月の演目の稽古にも入ったのでした。
なにぶん6月の演目も謡物が多く、内容も濃い演目ですので、しっかりと謡いこんで声を鍛えたいと思います。
無事に航空券も入手できましたし、段取りは粛々と進んでおりまする('-'*)

あとは、装束を組む事と舞台の設えを調える事でしょうか。(チケットの売行き等は、また別の記事で。)
☞二足の草鞋を履きこなすには、段取り命!!なのであります。

あ。お弁当の手配なんかもあったナ('';)

2015-04-02

お稽古_㉙ 小稽古:声がこもってる!?&【お知らせ】チケット発売中!!

かねてよりお知らせを致しました通り、4月1日(水)より第8回「狂言を楽しむ 徳讃会」(5月17日(日)14時〜 @善竹能舞台)のチケットの発売を開始しました。

一般券:¥4,000学生券:¥3,000です。
御多忙中のこととは存じますが、万障お繰り合わせの上、お越しいただければ幸いに存じます。

さてさて。
4月1日(しがついっぴ)は、半日の仕事としていまして。
お昼すぎから息子殿の小稽古を行いました。

まだまだ肺活量が足りないためか、どうしても科白の途中で息が切れるところがあり、前回には「それはちょっとカッコ悪い。」という指摘をすると、今回は当人なりに工夫をしたようなんですが……
しかし!それでは声がくぐもって明瞭でないし、口がすぼまっているため、やっぱり良く聞こえない。という状態に。

それもまた、好ましくない。という事を指摘すると困っている様子でした。
前回に少し苦労していた、「小廻り」をやりながら、「長く声を出す」という型は、苦手な事のダブルパンチであるようです。なおかつ、型が終わる頃には、ちゃんと所定の場所まで戻ってないといけない。

今日言って、すぐに肺活量が増えるわけでもないでしょうし……。
できる限り息をたっぷり吸ってみたらどやねん?と言ってみたわけですが、それを忘れなければ、息切れはしない様子です。
いつも稽古の前に「体操」をして、軽く身体を動かした後、「深呼吸」を行いますが、実はこれも、我が師に教わったように実践しています。
この「苦手な型」をする前に、体操の時の「深呼吸」を思い出して、瞬時にたっぷり息を吸うてみ。と言うてみると体得できるかも知れませんね。

ま。遊んでるようで、実は繋がっているのですな(笑)

しかしまぁ、こもった声というのは、僕自身も我が師から「悪い癖」として再々指摘を受けるところなのです。(そして、陰気な声の響きになってしまいます。)
実は息子殿は、僕の癖も模しているのかも知れませんね。(気を付けないとナァ……。)