2015-09-26

【追悼】9月26日は祖父の命日です。

もう、4年前になるんですねぇ。
平成23年の9月26日に祖父 玄三郎は死去したんですが、いろいろと想定はしていても、バタバタしたように記憶してます。

葬儀もろもろは、祖父の強い意向(厳命?)で家族葬でした。
葬儀が終わり棺の蓋を閉じる前の最後に、我々の独自の送り方があるのですが、それを斎場側に伝えてなかったので、ちょっと気まずい思いをさせてしまいました(笑)
☞そら、向こうには向こうさんのルーティンがあるものね。

そういえば、最期の年の6月5日に第1回「狂言を楽しむ 徳讃会」を開催し、その時に僕は、「那須」を披いたんですよ。徳讃会直前に(祖父さんは車いすに乗ってましたけども、)那須を見てもらって、「よう、稽古してある。」と言われたのをよく覚えています。
第1回徳讃会の開催を見届けて安心したのか、ひ孫の初舞台を待たずして逝ってしまいましたナ。

この、玄三郎という人は、病的とも思えるぐらいの整理魔・記録魔でして(笑)
蔵の中の、一部の御道具の所在は変更しましたけれども、書物や装束、その他の御道具を探し出すために、祖父が構築したインデックスシステム(?超・アナログなんですが。)は、現在も引き続き使用していますし、どこに何がしまわれているのか、ほぼ網羅できるようになっていて、非常に重宝です。(ただ、システムの使い方は、一子相伝です。なので、いつか息子殿にも 笑)

加えて、滅多に上演されることがなくて、装束(御道具)の保管場所を詳しく聞いていなくても、祖父さんの思考パターンをトレースしたら、まぁだいたい直感的に判ります。(ってか、前に雑談ついでに?聞いてたのに忘れてるパターンも多数ありますけども……^^; )

早いとこ、僕もこのシステムを発展的に再構築(例えばバーコードやiPad、iPhoneで管理とか?)して、網羅しきれてない部分は補完したいのですが……なかなかねぇ(--;)
☞イメージはあって、たぶんシステム再構築のための道具もだいたい揃ってるんですが……。

一先ずは。
「よう、稽古してある。」といわれるよう、来月の「花子」を気張りたいと思います。

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